取り扱うメーカーも増加

納棺時のラストドレスを選ぶ人が増加 制作費100万円も

2016年03月25日(金) 16時00分
〈週刊女性2016年4月5日号〉
2016年03月25日(金) 16時00分
〈週刊女性2016年4月5日号〉

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『アトリエemu』のラストドレス

 

 納棺時、故人の死に装束は白い着物が一般的だ。だが、最近は最期の衣装として“自分が着たいもの”を選ぶ人が増えているという。そんなニーズに応えるため“最期のドレス”を扱うメーカーも増えつつある。

 宮崎県にある『アトリエemu』は、17年も前から死に装束用ドレスを製作する老舗。まだまだ死に装束としてのドレスが浸透していない時代に“ラストドレス”を作ったきっかけを、代表の三隅裕子さんは、こう話す。

「もともとはブティックのお客様と“最期の旅立ちの衣装”について話していて、その方の着たいものと実際の死に装束が、あまりにもかけ離れていると感じたのがきっかけです。

 自分ならもっと新しいものを作れるのでは? と思い、当時ブライダル衣装の仕事をしていた姉と話すうち“ひとりひとりのイメージに合わせたドレスを作ろう”とアイデアが膨らみました」

 ところがパートナーと呼ぶべきその姉が重い肺の病気、過誤腫性肺脈間筋腫症にかかり余命2年と宣告される。

「姉は“私を顧客第1号にして。ドレスを作って”と言いました。でも、私はどうしても作れなかった」

 '02年、姉は43歳の若さで亡くなった。それからの三隅さんは“姉の分まで生きねば”と気を張って暮らす。が、そんな彼女をさらなる悲しみが襲う。

「今度は上の姉が子宮体がんで亡くなったんです」

 姉2人の人生を背負って生きる、その絶望感に苦しんでいたある日。

「姉が元気だったころ庭に植えた桜を眺めていたら“そろそろドレスを作って……”という声が聞こえた気がしたんです」

 私は生かされている。ならば人の役に立てるよう、できる限り時間を割こうと、三隅さんは決心したという。

 『エピローグサロン 光の庭』代表の杉下由美さんが横浜にサロンを開設したのは、友人の夫の死がきっかけ。名前のとおり、光がさんさんと差し込む気持ちのいいアトリエだ。

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