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 ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)が運営する牛丼チェーン店『すき家』でアルバイトをしていた女子高生が自分のわいせつ画像を撮影し、無修正の画像をツイッターに投稿していたことが騒動になっている。

 一部で報道された結果、修正された画像が広まった。ネット上では女子高生の個人情報を探る動きも出ている。

 投稿内容などによると、自分のわいせつ画像を投稿したのは18歳の高校3年生。バイト先以外での投稿もある。問題となったのは、バイト先の店内で就業中に撮影したとみられる画像だった。

《バイト中なのに……脱いじゃった……ブラダサくてごめんなさい》(3月26日)

 とつぶやき、下着を公開している。女子高生が自分の下着を不特定多数に公開するのもどうかと思うが、もし、就業中に撮影したものだとすれば、飲食店の衛生管理面や就業規則上も大きな問題になる。

 4月16日には「おしり。初公開」とつぶやき、自分の臀部を撮影した写真を公開した。撮影場所は不明だ。

 さらに同18日には、バイト先で撮影したとみられる問題画像を投稿している。うち1枚は、上半身はバイト先の制服姿で、背景に写った資料からバイト先がわかる。

 もう1枚は胸から股間のあたりを撮影したもの。下半身は、下着をはいているものの、左手でずらして陰部が見えるようにしている。

 このほか、指についた体液のようなものを触っている写真も公開していた。若者のネット文化に詳しいフリーライターの赤木智弘さん(39)は、

「この女子高生に限らず、“エロツイ(性表現のあるツイート)”をする中高生は今でも多い。自らの裸をリアルタイムでネット配信する女性も多いため、(下着などの画像は)珍しくはない」

 と話す。なぜ、バイト先でそんなことをしたのか。ツイッターの利用者によるふざけた投稿は「バカッター」と呼ばれ、2013年の「ネット流行語大賞」にもなったほど。

 バイト先での悪ふざけをツイッターなどに投稿する「バイトテロ」はバカッターの典型例で、この女子高生はバイト先の上司の悪口もつぶやいていた。バイトテロが騒動になった事例はたくさんある。

 高知県内のローソンの店員は、アイスケースに入り、寝そべった写真をフェイスブックに投稿。神奈川県内のファミリーマートの店員は、防犯カメラに記録されていたプロサッカー選手が来店したときの画像をツイッターで公開した。

 東京都内のそば店では、従業員が業務用の食器洗浄機や冷蔵庫に寝そべった状態ではしゃぐ様子を撮影し、ツイッターに投稿した例もあった。

 こうしたケースはほとんどネット上で炎上する。場合によっては店舗が営業停止に追い込まれることもあり、店側から損害賠償を請求されてもおかしくない。

取材・文/渋井哲也