視聴率が20%超えで折り返し、絶好調の朝ドラ『ひよっこ』。気になる後半の見どころや、“え? こんなところに!?”という小ネタをスタッフやキャストが教えます!

恋するみね子にドキッ!

「東京タワーでデートしたり、佐賀土産のネックレスをつけてあげたり。放送では2日間でしたが、視聴者の方には存分にみね子(有村架純)と島谷(竹内涼真)の恋に“キュン”としていただけたと思います」(菓子浩チーフプロデューサー、以下同)

 初恋、失恋、そして失踪していた父との再会――。物語も折り返しを過ぎ、ヒロイン・みね子を取り巻く環境も激変してきた。みね子とともに成長してきた有村の演技について、

「島谷との“ラブ”な部分は恋する乙女の表情にドキッとさせられましたし、記憶をなくした実(沢村一樹)と一緒に住んでいた世津子(菅野美穂)さんに対して爆発させた“怒り”の感情は、本当に素晴らしかったです」

(c)NHK

“お父さん”に込めた思い

 東京に出てきてからの“お父さん……”というみね子の心の声。増田明美のナレーションとともに、物語の世界に視聴者を引き込む大切な“引き金”になっている。

「収録は基本、おふたりとも台本どおりのものを週に1回、仮ナレーションとして収録します。仮、というのは本編を編集し終えると、セリフが変わっていたり尺が変わっていたりするからです」

 放送ではあらためてもう1回本ナレーションとして、録り直したものが放送で使われるという。有村のナレーション録りは、原則として毎週月曜日のリハーサルの前か後。彼女の心の声については、

「実と再会したので、みね子の“お父さん”という心の声はどこかの段階でなくなるかもしれません。今までは会えないお父さんに向けての語りでしたが、これからは奥茨城に帰ることになるお父さんに向けての呼びかけになるので、込められた意味は変わってきます」

こだわり満載のあかね荘

 ドSキャラの早苗を演じているシシド・カフカ。“本業”はバリバリのドラマーということで早苗の部屋のセットには、特別なものが。

「ジャンベ(西アフリカの太鼓である民族楽器)がさりげなく置いてあるんです。私がドラマーなので、打楽器を入れてくださっているのかな、と(笑)」(シシド・カフカ)

 ほかにも、あかね荘のそれぞれの部屋にはスタッフの遊びごころがいっぱい。管理人の富さん(白石加代子)の部屋には芸者時代に使っていた三味線が置かれている。

「あと、38回お見合いをしている早苗さんらしく、『花嫁全集』という本が机にさらっと置いてあります。本当に嫁に行きたいんですね(笑)。いつも、ちょっと画面に映り込むようなところに置いてあるので、机には注目してください」(シシド・カフカ)

(c)NHK

ビートルズがやって来た!

「もともと脚本の岡田(惠和)さんが、ビートルズ来日時に不思議な縁で結ばれる人々のエピソードを温めてらっしゃって」

 ビートルズ来日を前にした人々の盛り上がりが描かれた第13週(6月26日〜7月1日)。実際にビートルズが来日したのも50年前の6月29日で、歴史的な事実と『ひよっこ』ワールドが見事なシンクロを見せた!

「6月29日に、というのはなんとなく意識はしていて、できることなら合わせたいと狙っていました(笑)」

 宗男(峯田和伸)がビートルズ見たさに上京してきたこの週、ドラマ自体も盛り上がるきっかけになり、視聴率も上昇。

「宗男役の峯田さんは、本業がミュージシャンで、岡田さんが脚本を担当したドラマ『奇跡の人』にも出演されています。峯田さんに対する当て書きと、大好きなビートルズとが組み合わさったので、あれだけのパワーが出て注目されたのかなと思います」

c)NHK