綾瀬はるかのキレのいいアクションシーンが評判になっているのが『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。

「セレブ主婦の主人公は、結婚前に特殊工作員だったという秘密を持っています。超人的能力を生かして、主婦たちが抱えるトラブルを解決する爽快系ドラマですね」(テレビ誌ライター)

 綾瀬はるかの夫を西島秀俊が演じているが、当初は長谷川博己がキャスティングされていたという。

「長谷川さんに断られてしまい、脚本を担当する金城一紀氏の作品に出演経験のある西島さんが起用されることに。『BORDER』(テレビ朝日系)では金城氏本人がアクション演出をしていましたが、今回は倉田プロモーションが担当しています。

 香港映画界で“和製ドラゴン”の異名を持つ日本人アクションスター、倉田保昭さんの会社です。本格的なアクション演出を経験できるとあって、西島さんはウキウキしていましたね」(スポーツ紙記者)

 第3話ではママ友のボスの役で青木さやかがゲスト出演。

「元女子プロレスラーという設定なので、青木さんは仲のいい北斗晶さんに“強く見える構えや歩き方を教えてほしい”と頼んで勉強したそうです。北斗さんは旦那さんと一緒に、いなり寿司とお味噌汁を撮影現場に差し入れにきましたよ」(テレビ局関係者)

 評価の高かったヒューマン医療ドラマ『コウノドリ』(TBS系)の第2弾も放送中。綾野剛演じる鴻鳥サクラは産婦人科医でありながら天才ピアニストという役柄で、ライブのシーンでは綾野本人がピアノを弾いている。

前作の撮影に入る前にピアノを習い始めたそうで、今作でも自分でピアノを弾いています。ライブのシーンではエキストラを観客役として入れていて、空気を温めるために撮影前にも曲を披露したり、トークをしたりしているんですよ」(芸能プロ関係者)

 第1シリーズでも出演していた星野源は今回も続投。制作陣が、真っ先にオファーしたのが星野だったらしい。

「『逃げ恥』(TBS系)で大ブレイクして一躍、人気俳優になりましたからね。前回は3番手以下の扱いだったのが、今回は綾野さんに次ぐ準主役級に格上げされました。第1シリーズで企画に携わった『逃げ恥』のプロデューサーも、今回は正プロデューサーに昇格しています」(前出・芸能プロ関係者)

 星野の役柄は“笑わない婦人科医”という冷血漢。しかし、せっかく『逃げ恥』でアップしたイメージを損なわないよう、脚本には細心の注意が払われているという。

「一見すると冷たいんですが、それはあくまで患者を思ってこそ。“実はいい人”というキャラにしています」(TBS関係者)