田口クンのお母さんは、ご近所付き合いはあまりないほうだったみたい。でも、犬を飼っているので、ペット仲間にはアイドルをやっている息子さんのことを自慢げに話していたそうですよ。“ジャニーズは辞めたけど、本人は頑張って芸能活動しているんですよ”という感じで」(田口淳之介容疑者の実家近くの住民)

 芸能界で活躍する息子のことを誇らしげに語る母親とは裏腹に、当の本人は“ギリギリの一線”を踏み越えてしまっていた─。

 5月22日、人気アイドルグループ『KAT-TUN』の元メンバーである田口容疑者と、彼と同棲中だった小嶺麗奈容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。同グループでは'17年にも、元メンバーの田中聖が同じ容疑で逮捕歴がある。

「22日の午後、ふたりが同居する都内マンションで、数グラムの乾燥大麻を所持していたところを現行犯逮捕されました。部屋の中に公然と大麻が置かれていたことから、ふたりを逮捕。しかし、田口さんは“大麻はふたりのもの”と話しているのに対し、小嶺さんは“自分だけのもの”と、供述が食い違っています」(全国紙社会部記者)

 逮捕当日の夜、実家に帰宅した田口容疑者の姉を直撃すると、硬い表情のまま。

ーー薬物を使用していた兆候はありましたか?

本当にわかりません……

 そう話すと、逃げるように自宅に入っていった。

 田口容疑者は'16年3月にジャニーズ事務所を退社したあと、個人事務所を立ち上げ、ソロ活動中だった。

「最初はインディーズでの活動でしたが、'17年2月に大手レコード会社『ユニバーサルミュージック』と契約。しかし、翌年の11月末に契約が打ち切られました。メジャーでのシングル1枚と、アルバム1枚の売り上げがふるわなかったことが原因です。

 赤西仁と田中聖が抜けた後、田口までもが脱退したことで『KAT-TUN』は1年8か月にわたる“充電期間”に入りました。グループ活動休止のキッカケを作った田口に対して、残ったメンバーの亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人は、複雑な思いを抱えていたと聞きます」(レコード会社関係者)

 一方の小嶺容疑者は'95年の『3年B組金八先生』(TBS系)に出演してブレイクするも、'12年の映画出演を最後に、目立った芸能活動はなし。なんでも最近は、カレの“マネージャー兼プロデューサー”に集中していたそうなのだが……。

「田口さんの仕事にいちいち、小嶺さんが口を出していたんですよ。“うちの田口はそうじゃない”“こんなふうにやってほしい”と注文をつけるから、関係者の間では仕事のオファーがしづらいと評判になっていました。

 正直、仕事は順風満帆というわけではなかったようですが、生活には困らないレベルでしたよ。ふたりは公私ともにいいパートナーだと感じました」(小嶺の知人)

 その話を裏づけるかのように、小嶺の地元・熊本県に住む近隣住民は、ふたりの関係について次のように話す。

小嶺さんは、田口クンとの交際当初から、熊本の実家によく連れて来ていましたよ。小嶺さんのお母さんも、田口クンについて“礼儀正しくて、本当にいい子”“よくウチにも来てくれるし、早く結婚してほしい”と言っていましたね。田口クンは、小嶺さんのご家族とも“本当の家族”のようにお付き合いしていたんですよ

 '17年に『週刊女性』が、小嶺との結婚について田口に直撃取材を試みた際にも、

まだ詳しい時期はアレですけど、したいなと思います

 と、答えている。田口本人も、10年以上、交際している小嶺との将来を本気で考えていたようだが、結婚には至っていない。

 その背景には、彼女の“したたかなプロデュース術”があったのだという。

「小嶺さんはプロデューサー的な観点から、田口クンが結婚することによる“ファン離れ”を危惧していたそうです。『ユニバーサル』でメジャーデビューするも伸び悩み、契約も打ち切られてしまった。

 ソロとしてはまだ売れていない彼の人気が、さらに落ちてしまうのは避けたかったんですね。田口クンに結婚願望があっても、主導権を握る“年上彼女”の言うことを聞かざるをえなかったのだと思いますよ」(芸能プロ幹部)

 衝撃の“Real Face”が公になった田口の今後は、はたしてーー。