ジャニーズ事務所ジャニー喜多川社長が9日に亡くなり、2日がたった。新聞やテレビ、ウェブニュースでは、そのニュースがいまだ報道され続けている。

 大きな社長を失ったジャニーズタレントの面々。今後の活動に、影響が及ぶことはあるのだろうか。ジャニーズ事情に詳しい、ある芸能記者が言う。

「事務所の新社長と目されるジュリーさんと、ジャニーズJr.の育成などを手がける新会社ジャニーズアイランドの社長の滝沢秀明さん、今後はこの2人が両輪となり、ジャニーズを引っ張っていく体制になります」

 2020年末で活動休止が発表されている嵐を中心とした体制が続くのは言うまでもない。

「自社レーベル『Jストーム』はその名のとおり、嵐のために創設されたものだと言われ、『Jストーム』の社長は嵐をもっとも大切にしているジュリーさんです。“嵐ファースト”と言える体制は、ますます強化するでしょう。

 ジャニーさんの容体をを最初に口にしたのが、近藤真彦でも東山紀之でも、タッキーでもなく、嵐だったことが、まさにその象徴です」

影響が出そうなのは……

 ジャニーさんがくも膜下出血で救急搬送されたのが6月18日。嵐のデビュー20周年を記念したベストアルバムの発売が26日。イベント『嵐のワクワク学校2019』の開催が6月22日から30日と、ジャニーさんが倒れて以降、嵐にとって大きなイベントが開催された。

「嵐が行ったジャニーさんの容体を伝える会見は、救急搬送からちょうど2週間後の7月1日でした。会見は嵐初となる展覧会の初日に行われたことから、ジャニーさんの容体よりも、これら嵐のイベント関連が一段落するまでは、なるべく混乱を招かないようにする配慮もあったのではと、考えられます」