《このたび、部内において複数の部員による著しく不適切な行為があったことが認められたため、無期限で活動を自粛いたします》

 10月15日、名門・慶應義塾大学のアメリカンフットボール部「ユニコーンズ」が公式サイトでそう発表した。

《教育的観点およびプライバシー保護の観点から、詳細は公表いたしかねます……》

 と、“事件”の内容は公表されていないが、取材を進めると部員たちによるハレンチ行為だということが明らかになった。

元常務執行役員と警視庁の幹部の息子か

「複数の部員が今夏に静岡県内にある合宿先施設で女性の露天風呂を盗撮し、その画像が拡散されたようです。

 主犯格はAとBのふたり。Aは慶應義塾高校からの進学組。先発メンバーであるスターターとして試合に出場しており、アメリカの大学にアメフト留学をするほどの実力。将来を嘱望されていたスポーツマンタイプのイケメンです。ふたりはすでに退部処分になったそうです」(慶大関係者)

 事件の詳細を聞きたいと現役の部員に取材を申し込むと、

「私たちからは何もお伝えすることはできません。その件につきましては慶應大学の広報にお尋ねください」と言うのみ。

 問いを重ねても、「私たちからはこれ以上何も申し上げることができません。申し訳ございません」との答えだった。

 都内にある主犯格Аの実家を訪ねると閑静な住宅街にたたずむその家は、周囲の自宅よりもひと回り大きく、3階建て。車は2台所有しているようだ。 

 表札の下には、Aの父親が自ら社長を務める会社の名前も貼られていた。

「父親は以前、大手食料品メーカーで常務執行役員という要職を務めていた人物で、A と同じく慶應出身です。実は、父親は慶應の中学生が所属する『慶應義塾ジュニアユニコーンズ』で指導もしています」(別の慶大関係者)

 Aの自宅のインターフォンを押すと、母親とみられる女性が出てきて、息子の行為を肯定も否定もせず、「私たちから何かお話しすることはないんです。大学の広報に聞いてください」と消え入るような声で、言うのみ。

 関係者の間に箝口令(かんこうれい)はしっかりと敷かれているようだった。