「R45世代、特にアラフィフの女性はパワフルできれい。ただ、バブル期をひきずり、当時もてはやされた“3高男子”をいまだに追い求めている人も」

 と、語るのは、独身男性向け恋愛教室『恋カレ恋愛教習所』所長の鈴木平次さん。自身も44歳から婚活に臨み、当初は結婚相談所にも入会した。

46歳でゴールイン

「以前の私はコンプレックスの塊でした。20代からのカツラ人生のせいで消極的で、休日はひとり自宅で過ごすか、独身男友達とグルメ旅、いわゆる男子会ばかり。これではいけないと婚活をスタートさせました」(鈴木さん、以下同)

 自分の年齢を棚に上げて「29~34歳の女性」を条件にした結果、3か月間、待ちぼうけをくらった経験も。そんな日々の中、結婚相談所で知り合った女性から「鈴木さん、いつズラ取るんですか?」と衝撃のひと言が! そう、鈴木さんのカツラはバレていたのだ。

「20数年かぶっていたカツラを取り、ありのままの姿を彼女に見せたところ“なんだ、カッコいいじゃん”と。このひと言でコンプレックスから抜け出せ、自己肯定感が生まれました」

 その女性とは結ばれなかったものの、それ以降は人と会うのが楽しくなり、46歳で現在の妻と出会い、結婚。妻は同い年で話も合い、一緒にいて楽な女性だという。

 現在は恋愛経験の少ない男性向けの恋愛講座も行う鈴木さん。彼らには女性側からのアプローチはとても有効だという。

「ただ、大人の女性はどうしても減点法で相手を判断しがちですが、恋愛経験の少ない男性に対しては加点法で見てほしい」

 アプローチ手段として重要になるのが“褒める”ということ。自己肯定感が低く、自信のない男性は、1度褒められると大きく変わる。

「男性は基本的に単純ですし、アラフィフになれば会社で褒められることなどほぼない。私自身“カッコいいじゃん”のひと言は大きかった。人生が変わりました」

 とその効果を力説する。また、楽しい女子会も婚活中はご法度!

「独身時代、私も男子会が楽しかった。でも、結婚したいなら女性同士でつるんでいてはダメ。時間があっという間に過ぎて、どんどん年をとる。婚活では若さは大きなポイントとなる。今日がいちばん若いんだ、という意識を持って行動してください

 ペットを飼ったり、韓流スターにハマったりなども、時間と愛情を注いで満足してしまうのでNGだそうだ。