この年末年始、NHKの『あさイチ』をはじめ、稲垣吾郎香取慎吾とともに出演した特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』や、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』が大きな話題を呼んだ草なぎ剛。役者、歌手、アイドルにYouTuber……。さまざまな顔を持つ草なぎの2020年は、主演舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』から始まる。

難易度の高いセリフに大苦戦

「演出の白井晃さんとは以前、『バリーターク』という舞台でご一緒して、今回が2回目になります。そのとき、実は台本を読んでもよくわからない内容だったんですけど(笑)、やってみたらすごく面白くて。

 それが僕にとっては新しい感覚で、知らない扉を開いてもらったというか。そんな白井さんからお声がけいただいたということで、今回は、台本を読む前から“やりたい”と思いました」

 もちろん今回も、難易度の高いセリフには苦戦……!

「もうね、まったく意味がわからなくて、“私は誰、ここはどこ?”状態(笑)。でもわからなければわからないほど、未知の自分に出会える。セリフ量も膨大なんですが、お客さんにはそのセリフ量を楽しんでほしいですね。

 すごいしゃべって、叫んで、笑って、泣いて……芝居の冥利に尽きる。しかも、ジェームス・ブラウンの曲を歌ったりとショー仕立てなので、1回やったら抜け殻になっちゃうくらい、メンタルもフィジカルもめちゃくちゃ使います」