「私は西川のほうにやられたと思って被害届を出していました。そうしたら、二人で捕まって、長野も逮捕でしょう。実は、長野は昔、私が担当だったんです。二人がつながっていたなんて驚きました」

 西川が最近何回か客として飲みにきていたそうで、店外のアフターで会っていた時、酒で記憶が飛んだあと、気づいたら、自宅で物がなくなったというのである。

「西川は他の店では、担当のホストをナンバーワンにするくらいの太い客らしいのですが、私のところでは、普通に飲んでいました。仕事は風俗だったようで、千葉の店で働いていたのを聞いています。それで、ホストと同居しているとも言っていました」(同)

 西川がその住所を不詳とされているのは、どうやら地方のソープなどを回って稼ぐような生活をしていたようだ。ある店の紹介文ではアダルトビデオにも出演していたとある。

長野芹菜容疑者。本人SNSより
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「長野は歌舞伎町のホストクラブには未成年時代から出入りしている問題児なんです
よ。実家は地方で、歌舞伎町で風俗、援助交際で稼ぎながら、金が入るとホスト遊びをする。そんな生活を、ここ5~6年は続けていました」
(歌舞伎町のホストクラブ関係者)

 実際に、長野は複数のホストクラブでトラブルを起こしており、出禁処分になることもあったようだ。ここ数年は年齢が若めの風俗店で、10代と称して働いていたという。

「風俗店でついた客と『裏っ引き』をやるのです。一度ついた客と店を通さずに会っ
て営業する手法です。ひどい相手だと、サラ金から数十万円の金を引っ張らせられたりもしていたようです」(前出・ホストクラブ関係者)

 歌舞伎町では悪い意味での有名人であり、度重なる被害届けから警察も二人の犯行だと確信してマークしていたようだ。盗品をそのまま質入れしたことなどが逮捕のきっかけだと言われている。ホストで遊んで、ホストから盗んだ金で、またホスト遊びに使う。だが、そうまでして、ホストクラブに行きたいものなのだろうか。

「歌舞伎町には、そんな“ホスト狂い”の風俗嬢は多いですよ。テレビのドキュメンタ
リーでは、外資系OLなどの金を持った女性客などが常連客として取り上げられます
が、そんな客は見たことないです。ホストクラブの常連客はキャバ嬢や風俗嬢、援助交際に手を染めた女性が多いです」(前出・ホストクラブ関係者)

 取材すればするほど、キャッツ・アイとは程遠い二人であったが、一つだけ、似ている部分があった。

「被害にあった直後は、酔って記憶をなくしたと思っていました。それで被害届を出したんですが、睡眠薬を盛られたようなのです」(前出のホストあおい葵さん)

 そういえば、本家キャッツ・アイも、怪盗なのだが、ほとんどのケースで関係者を催眠ガスで眠らせたすきに盗むという、なんとも昭和的なトリックだった。

 原作のキャッツ・アイたちは裏シンジケートに奪われた父の美術品コレクションを取り戻すのが盗みの動機。どちらも犯罪者であることに変わりはないが、ネットでは「原作のヒロイン、泪・瞳・愛に失礼」などいう声が早くも上がっているようだ。