昨年12月の『M-1グランプリ』で優勝したお笑いコンビ『ミルクボーイ』が漫才で取り上げた“コーンフレーク”が大ブームに。以来、食卓によく登場するけど、“牛乳をかけるだけ”じゃマンネリぎみ。コーラ、オレンジジュース、あんこ……。スベらない食べ方を徹底検証してみようやないかい!

『М-1』から1か月後も売り上げ2倍

「人生の最後に食べたくない」「パフェのかさまし」……。『ミルクボーイ』のネタで、ディスられていたコーンフレーク。

「放送直後からSNSを中心に大反響となり、1か月たった今でも、通常の約2倍の売り上げを保っています。彼らの漫才がきっかけで、多くの方にトライアルいただけたことを大変うれしく思っています」

 そう話すのは、コーンフレークを販売する『日本ケロッグ』マーケティング部の山路真由さん。ミルクボーイがケロッグ公式応援サポーターにも就任し、ますます注目を集めているコーンフレーク。考えてみてると、「調理不要」「栄養満点」「腹持ちがいい」という万能食品だけど、食べ方が“牛乳をかけるだけ”ではモッタイナイ……。

 そこで、コーンフレークの可能性を追求すべく、新たな食べ方に挑戦してみました。

酸味と香ばしさはノーマッチング!
オレンジジュース「×」

 口に入れる前にフワッと香る柑橘系。食前から「あんまり合わないかな?」と思ったが、予想どおりの結果に。オレンジジュースがまずのどを通り、残ったコーンフレークを咀嚼して飲み込む感じ。味にまとまりがない。

オレンジジュースよりはマシだけど…
乳酸菌飲料「×」

 果汁100%のジュースよりは食べやすいが、「おいしいか?」と聞かれると「う~ん(否)」。マットな『飲むヨーグルト』系なら味がまとまるかも。子どもたちも「別々に食べたほうがおいしいと思う」とバッサリ。

サクサクとモチモチは合うやないかい!
タピオカミルクティー「○」

 コンビニで購入したタピオカミルクティーで挑戦。サクサクとモチモチの食感コラボが斬新かつ絶妙にマッチ。甘さと香ばしさの組み合わせもバランスがいい。腹持ちも倍増するので、時間のないランチはコレで。

パチパチキャンディー風の味わいに
コーラ「○」

 今回の実験でもっとも抵抗があったコーラだが、意外にイケる! コーンフレークが炭酸をまとって、口の中でパチパチキャンディーのような食感に。コーラ独特の甘さは、不思議とコーンフレークとなじむようだ。

トッピングで加えるならアリ!?
みそ汁「△」

 かけた瞬間、コーンフレークが水分を吸収してしまい、ボテッとした塊に変身。大量の麩が入ったみそ汁を食べているようで、食感がとてつもなく重い……。だが、なぜか子どもたちにはウケがよかった。