今期、日本中の女性をトリコにしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)。前評判は決して高くなく、第1話の視聴率も9・9パーセントと平凡なものだった。

 しかし、W主演の佐藤健が演じる“ドS”な内科医と、上白石萌音が演じる新人看護師の胸キュンなやりとりが話題となり、視聴率も上昇。また、佐藤と会話した気分が味わえる公式LINEや、実際に生電話ができる双方向ライブ配信アプリ『SUGAR』での神対応ぶりで、彼にハマる女性が急増中! 旺盛なサービス精神の原点は、出世作が大きく関係していたようで──。

“さる”と呼ばれた小学生時代、子役の経験も

 ’89年3月に埼玉県さいたま市で誕生した佐藤。

「小学校時代は女子から“さる”と呼ばれるほど、活発に遊びまわる少年だったそうです。実は子役をやっていた時期があったのですが、当時は人前で表現するのが苦手だったようで、3~4年ほどで辞めちゃったみたいですね」(スポーツ紙記者)

 本格デビューのきっかけは高校2年生のときに初めて訪れた原宿で、現在の事務所・アミューズにスカウトされたこと。すぐにテレビドラマで華々しくデビューしたものの、学校では地味な存在だったようだ。

「学校以外の仲間とダンスに熱中し、ダンスイベントに出演することもありましたね。でも学校では決して目立った存在ではなく、ドラマ出演後に芸能界に入っていたことを知ったクラスメートたちは、みんな驚いていたそうです」(佐藤の知人)

 翌年、『仮面ライダー電王』の主演に起用され、その存在が広く知られることに。

「放送前から“次のライダーに決まった新人は、演技力がかなり高い子らしい”と、業界では噂になっていました」(テレビ朝日関係者)

『電王』は怪人が人間に憑依する……という設定で、佐藤が演じた主人公は“ライダー史上、最弱”と呼ばれる気弱なキャラを含め、5つの人格を演じ分けるという難しい役どころ。そのため高い演技力が求められた。しかし、東映プロデューサーの白倉伸一郎氏もインタビューで“伝説のオーディション”と語るほど、当時から飛びぬけた存在だったようだ。