田中みな実さんは、3月末に宝島社社員のAさんが解雇されたことに対して“ありえない!”と言わんばかりに激怒しているそうなんです……」(芸能プロ関係者)

 田中と言えば、昨年末に発売した写真集が発行部数60万部を突破する異例の売り上げを記録し“美容の女王”として大ブレイク。実は、この写真集を担当したのが30代の女性編集者・Aさんだった。

「Aさんは、書籍や写真集で次々とヒットを飛ばす、有名なカリスマ編集者。田中さんには数年前から、多くの出版社がアプローチしていたものの、なかなか首を縦に振りませんでした。そんな彼女を口説き落としたのがAさん。田中さんから絶大な信頼を得たAさんは、今や田中さんから仕事の相談を受けるほど。ついには、CMや雑誌、テレビ出演のスケジュールまでAさんが管理しているといい、田中さんはそうとう心酔していますよ」(同・芸能プロ関係者)

石原さとみの仕事が急遽キャンセルになったことで……

 しかし、そのカリスマ編集者がなぜ解雇されてしまったのか。どうやら“ずぼらな金銭感覚”が原因だったようだ─。

「'17年に発売された石原さとみさんの写真集『encourage』もAさんが担当していました。しかし、今年3月に入ってから、写真集の印税未払いが発覚。そもそも、宝島社と石原さんの所属事務所であるホリプロが、出版契約書すら交わしていなかったそうで、このことが会社とホリプロにバレたAさんは、大目玉を食らったんです」(宝島社関係者)

 この事件以降、宝島社とホリプロとの間には深い亀裂が生じてしまったようで……。

石原さんが表紙を飾るはずだった、3月に発売予定の女性誌『SPRiNG』と、『リンネル』の発売が急きょ延期されました。印税未払い騒動が影響したのは間違いありません。雑誌はすでに完成していたので、発売延期による損害は億単位と言われています。騒動のきっかけを作ったAさんが責任を取る形で、宝島社を解雇されてしまったんです」(同・宝島社関係者)

 これで騒動も収束かと思いきや、どうしても納得がいかなかった田中が“報復”に動いたという。

確かにAさんは大きなミスをしてしまいましたが、社員を守ってあげなかった宝島社に対して、田中さんは怒り心頭。“こんな会社とはもう仕事をしたくない”と、いくつかの女性誌ですでに決まっていたタイアップ企画や特集記事などを、すべてキャンセルしたそうなんです。男性誌『smart』の連載だけは、始まったばかりということもあってか、継続するようですけどね」(前出・芸能プロ関係者)

 田中の出演キャンセルについて、宝島社に聞くと、

そのような事実はございません

 と否定するが、社内からは落胆の声があがり始めている。

写真集のおかげで、彼女と密接なつながりができたので、今後も積極的に起用していく方針でした。女性誌『sweet』は、ハワイでのタイアップロケが決まっていて“かなりの数の広告が入るから、大きなお金が動く”と、会社も期待をしていたそうですからね。雑誌2冊の発売延期に加えて、田中さん関連で見込まれた利益もなくなってしまいました。社内もてんやわんやだといいます」(前出・芸能プロ関係者)

“女王”を怒らせた代償は、思いのほか大きかったようだ。