元祖ゴッドハンドとして知られる、予約がとれない骨格矯正士・清水ろっかんさん。

 週刊女性で待望の連載がスタートし、第1回は、目の不調を改善する「眼骨セルフ矯正」を紹介する。

視界が明るくなり緑内障も改善

 もともと小顔矯正など美容面での施術が多かったというろっかんさん。

「目をぱっちりさせるために眼窩(がんか。目のまわりのくぼみのこと)を広げる施術をしていたのですが、終わった後に『視界が広がった』という声をたくさんいただいていました。そこで目の骨と目の不調の関係を調べたところ、眼窩が狭まることが目のトラブルを引き起こしていることに気づいたのです」

 加齢とともに眼窩が狭まりやすいため、年をとると目の不調も増えてくるようになる。

「頭がい骨の中にある眼窩が狭まると、眼圧が上がったり、眼球の動きが悪くなって、目の不快症状を感じることが多くなります。眼窩が狭まるのは、加齢によって頭がい骨の表面の筋肉が緩み、一緒に眼窩骨が落ちてくるからです。年をとると、目のまわりがくぼむ人が増えるのは眼窩が狭まっている証拠です」

 ただし、最近はスマホの普及で若い人でも注意が必要だという。

「スマホを長時間見ることで、ずっと下を向いていると、前頭骨(おでこの骨)が落ちて、眼窩が押しつぶされてしまいます。その結果、スマホ老眼などが起こりやすくなるのです」

 眼窩が狭まることで起こる目の不調はさまざまだ。

「眼窩がくぼむと目のまわりの血管が圧迫されてうっ血し、血流が悪くなって、くまができます。また、視神経が圧迫されるので眼圧が上がり、緑内障を発症するリスクも高まります眼精疲労の原因にもなるでしょう。視力が下がる、視野が狭まる、ピントが合わせづらくなるといった、見る力の低下にもつながります」

 では、どうすれば眼窩が狭まるのを防ぐことができるのだろうか。

「目の奥にある骨は自分で触ることができませんが、おでこの骨を押し上げることで、眼窩を広げることができます。それが私が考案した『眼骨セルフ矯正』です。朝昼晩と1日3回行えば、次第に目のトラブルが気にならなくなるでしょう」

 実際に、ろっかんさんの患者さんには、すごい変化が表れているそうだ。

「みなさん、施術後は視力が平均して0・2ぐらい上がります。また、難病の網膜色素変性症の方からも『はっきり見えるようになった』と言われました。眼瞼下垂(がんけんかすい)の方は、施術後、『目がぱっちり開きすぎて、閉じにくいほど!』と驚かれていました」

 ほかにも、「視界が明るくなった」「視力がアップした」「目のくまが消えた」「緑内障が改善した」「転ばなくなった」「車の運転がしやすくなった」「スポーツでボールがよく見えるようになった」といった声が続々と届いているという。

 次ページでは簡単にできる矯正法をわかりやすくご紹介。みなさんも簡単にできる「眼骨セルフ矯正」で目の不調を自分で改善し、さらにくまやシミも予防できるので美しい目元を目指そう!