「(去年の)12月30日に会ったのが最後です。社会人になっても、年に3回くらいは会っていました。彼が出演する舞台も見に行ったことがあります。運動神経がよく、頭もよく、好青年で女性にも人気がありました」

「俺の魅力をわからせたいと思った」

 そう証言するのは小学校からの幼なじみであるAさん。友達が逮捕されたという一報を、共通の友人から送られてきたLINEのニュースで知ったという。

《26歳俳優が70代女性に『キスして』で逮捕》

─そんな見出しがネットで伝えられたのは6月11日のこと。

 警視庁武蔵野署は、70代の女性にわいせつな行為をしようとしたとして、俳優の山内大輔容疑者を逮捕した。

 事件は、今年1月26日深夜に起きた。

 山内容疑者の供述などから浮かび上がるのは、帰宅中の面識のない女性に声をかける(70代とわかっていたという)→断られる→尾行する→女性がアパートに入るタイミングで押し入り女性を押し倒し「キスしてくれないか」と迫った、という流れだ。

「俺の魅力をわからせたいと思った」、それが犯行動機だという。

「断られてイラッとしたというか、何で自分が拒まれるんだと、天狗な部分があったのだと思います」

 と、もうひとりの幼なじみであるBさんは推測する。

 馬乗りになる男に女性は、腰の骨を折るなど全治6週間の大ケガを負った。現金およそ6万円入りのバッグを奪った山内容疑者はそのまま逃走し、何食わぬ顔で芸能活動を継続。逮捕前も、6月24日から上演が始まる舞台のけいこ中だった。

 アニメやゲームを原作とした作品への出演作が多い、いわゆる“2・5次元俳優”だったという山内容疑者