「彼の選んだ道ですからね。頑張ってくださいという感じです」

 6月下旬の夕方、都内の自宅前で、内村光良に元NEWSの手越祐也への思いを聞くと、彼を激励する言葉が返ってきた。2人は、'07年に『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の放送が始まって以来の仲だ。“あの会見”もしっかり見ていたという。

─手越さんは『イッテQ!』に“ノーギャラでも出たい”と話していましたが?

「《また宮川(大輔)君たちと3人でどこかの国のお祭りにいけたらいいね》というメールは送りました。すぐには実現できないと思うけど、そういう機会があることを願っています」

「事務所は守ってくれない」考えのもとに

 週刊女性が内村に話を聞く数日前の6月23日、手越が都内で緊急記者会見を開いた。

「6月19日にジャニーズ事務所を退所。会見では、2時間にわたって、自分の口から退所に至るまでの経緯を話しました」(スポーツ紙記者)

 5月に『週刊文春』で、“緊急事態宣言”の最中に女性数名と飲み会をしていたことが報じられて以来、さまざまな憶測が飛び交った。

「一部のメディアでは、手越さんが副社長である滝沢秀明さんに逆ギレしたなど、事務所との関係が悪化していると報じられましたが、円満退所であることを強調しました」(同・スポーツ紙記者)

“スーパーポジティブ”な会見では、報道陣からのどんな質問にも真摯に答えていたが、当日語られなかった“3つの謎”があって─。

「今でも、ジャニーズ事務所も、NEWSも大好きです」

 会見では、終始“ジャニーズ愛”を強調していたが、辞めるまでの経緯に関しては、少々気になる点が。

今年3月に、退所する意思を事務所に伝えました。しかし、そのときは、契約満了となる来年3月末まで活動を続ける意思があったといいます。本来、事務所との契約期間は1年なので、彼としては最後まで筋を通したかったのでしょう。藤島ジュリー景子社長やNEWSのメンバーとも、今後のことについてきちんと話をしてから辞めたかったそうです。しかし、社長にはなかなか会えなかったといいます」(同・スポーツ紙記者)

 辞めることを伝えた途端、距離を置かれたことで、過去にジャニーズを辞めた先輩たちのことが頭をよぎったのかもしれない。

'18年末に関ジャニ8を辞めた渋谷すばるさんは、契約期間中だったにもかかわらず、その年の7月のツアーに参加できませんでした。昨年9月末に退所した錦戸亮さんも、まだ契約期間である9月前半にテレ朝系で放送されているグループのレギュラー番組『関ジャム完全燃SHOW』を“降板”になり、最後の挨拶もできませんでした。そんな先輩たちの例もあったため、“自分も辞めることを伝えてしまったから、事務所は守ってくれない”と思ったのでは」(ワイドショー関係者)

 そんな焦りもあったのだろう。会見では「ある意味、退所ということを話してしまった以上、今月(で契約終了)と言われるかもしれない。仮に突きつけられた場合、準備を少しでもしておかないと」

 と、いつクビを切られるかわからない状況に置かれていたことを話している。