「7月いっぱいの終了になるかと思います。通常(の連ドラ)は8~10回の放送ですが、それよりは少なくなります」

 6月30日に行われたテレビ朝日の亀山慶二社長の定例会見で、当初予定よりも放送が短縮されることが発表された『BG~身辺警護人〜』。

「放送自体を1年延長するという案も出ていたそうですが、話数を短縮して今年放送することに落ち着きました。それに伴い、脚本も一部変更せざるをえなくなり、木村拓哉さんをはじめ、菜々緒さんや間宮祥太朗さん、仲村トオルさんなどのキャストもさまざまな意見を出し合ったといいます」(テレビ朝日関係者)

“3密”対策に追われる現場

 撮影再開から3週間ほどがたった6月下旬の午後、横浜市内のとある広場でロケが行われた。

「“3密”を避けるためか、出演者同士が距離を取って撮影しているのが印象的でした。現場にいたスタッフは全員、マスクとフェイスシールドを着用していたのでかなり目立っていましたね」(目撃した近隣住民)

 しばらくして木村拓哉斎藤工が撮影現場に合流すると、瞬く間に見学する人が集まってきたという。

「“キムタクがいる!”と、見学している女性たちは大はしゃぎでしたね。最小限のスタッフで撮影が行われているのか、野次馬の整理もままならない状態だったので、スマホで撮影風景を撮っている人もいましたよ。しばらくしてようやくスタッフが気づき、“密になりますので、離れてください”と注意喚起をしていましたが、黄色い声援でかき消されていました」(同・近隣住民)

 ゲストで登場する女優とのシーンを2時間ほどで撮り終えると、木村と斎藤はすぐにフェイスシールドやマスクを着用。次の現場へ移動した。

「自粛前に撮り終えた1、2話を見てもわかるとおり、毎話、数百人単位のエキストラが参加する大がかりな撮影を予定していました。しかし、現在はテレビ朝日の制作ガイドラインに沿って、出演者はエキストラを含めて最大20人までということになったため、スタッフは見せ方に頭を悩ませていますよ」(前出・テレビ朝日関係者)

 そんな中、キャストのモチベーションを下げないよう木村はあるツールを使って、共演者たちとコミュニケーションをとっているそうだ。

木村さんの呼びかけで出演者のLINEグループを作り、積極的にみんなに話しかけているそうです。今は感染防止のため、待機場所での私語も控えるように指示されていますからね。同じ現場にいても、LINEを使ってやりとりをすることが多いみたいですよ」(芸能プロ関係者)

 直接コミュニケーションがとれなくても、木村座長の熱い思いはきっと伝わっているはず!