「何があっても、私は事務所を離れませんから」

 今年に入り、岡田結実米倉涼子など人気タレントたちの退社が相次いでいるオスカープロモーション。そんな中、30年以上前から所属し、“美の総合商社”と呼ばれるようになった立役者ともいえる後藤久美子が、冒頭のような“一生オスカー”宣言をしているという。

米倉涼子さんや上戸彩さん、武井咲さんなど、現在活躍する同社の女優の多くは、“第2のゴクミを発掘する”をコンセプトにスタートした『国民的美少女コンテスト』の出身。後藤さんは芸能活動をセーブしている現在も、オスカー社員の名刺のウラには所属タレントのトップとして名前が書かれるなど、同社にとって別格の存在です」(広告代理店関係者)

 後藤のほうも、海外移住など自分の意思を尊重した芸能活動を続けさせてくれる事務所に恩義を感じているようだ。

「看板タレントが続々と去っている事務所の現状を見て、“自分にできることがあれば協力しますから何でも言ってください”と申し出ているそうです」(同・広告代理店関係者)

 後藤のスター性を早くから見抜いていたオスカーの古賀誠一会長は、所属からデビューまでの2年間、歌や演技の英才教育をさせるなど、手塩にかけて彼女を育てた。

元F1ドライバーのジャン・アレジさんと事実婚し、1996年に渡仏する際には、“生涯、ずっと所属していい?”と聞くほど、感謝しているそうです。帰国した際には必ず事務所に寄って会長に挨拶をするほど、彼女の“オスカー愛”は本物ですよ」(テレビ局関係者)

ゴクミが会長に贈ったプレゼント

 事務所を一代で築き上げた古賀会長に恩を感じている後藤は最近、彼にある贈り物をしていたようで─。

「今年、オスカーは創立50周年を迎えたのですが、そのことを祝って、後藤さんの知人である海外の現代アーティストに描いてもらった古賀会長の肖像画をプレゼントしたんです。かなり大きくてインパクトのある作品なので、会長もとても喜んでおり、会長室に飾って来客があるたびに自慢しているそうです」(テレビ局関係者)

 肖像画には、あるメッセージも隠されているという。

「絵の中には5匹のてんとう虫が隠されているんです。てんとう虫は海外では“幸運のシンボル”として縁起のいいモチーフ。実は会長も、普段からシャツやネクタイなどにワンポイントでてんとう虫柄を取り入れているほど、お気に入りの昆虫なんです。ピンチを迎えている事務所に再び幸運が来るように……という後藤さんならではの願いも込められているのかもしれません」(同・テレビ局関係者)

 元祖美少女が贈ったてんとう虫パワーで、“美の総合商社”復活となるか?