《結婚と婚約は違いますから、結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います》

 11月30日に55歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さまが、長女・眞子さまのご結婚をお認めになる旨の声明を発表した。2017年9月3日の小室圭氏とのご婚約内定会見から約3年、ようやくお2人のご結婚に進展が見られそうだ。

 秋篠宮さまの「結婚容認」の裏には、眞子さまが宮内庁を通じて示した《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》という、結婚への強いご意志がある。皇族であると同時に父親として、愛娘の選択を尊重したのだろう。

「とはいえ、“長女の結婚について反対する人もいます”“多くの人が納得して喜んでくれている状況ではない”と、宮さまは苦しい胸の内も明かしています。確かに、小室家をよく思っていない、ご結婚に反対する国民も一定数いるでしょう。特に、多額の税金が支払われるわけなので、宮さまのお言葉も含めて今後の動向が注目されます」(全国紙記者)

各局が報じた秋篠宮さまの“お言葉”

 眞子さまご本人にも、そして国民にとっても大きな進展となった「結婚容認」。同日のテレビはどのように報じたのだろうか。

・日本テレビ系

 日本テレビ系『スッキリ!』では同局の元アナウンサーで、現在は宮内庁担当記者の笛吹雅子氏が、《結婚と婚約は違います》とおっしゃった秋篠宮さまの真意を解説した。

“結婚”自体は憲法で明記されている、皇室の方々も大切にされている(法律上にある)もの。“婚約”、納采の儀というものは、両家と両家をくっつける約束の儀式ではありますが、多くの人が納得して祝福してもらえる状況にならないのなら、(納采の儀を行わないで結婚に至ることも)選択肢の一つとしては考えられると思います》

 つまりは、法律において2人の結婚は認めても、秋篠宮家と小室家が“親族”になることは受け入れがたいということか。MCの加藤浩次は、小室家が抱える400万円の借金問題をクリアにすることが結婚への課題とする。

《小室さんのお母さんはもう(借金問題は)解決済みだという話で、小室さんもそう思ってらっしゃる。でも、相手側の男性(小室佳代さんの元婚約者)はまだ解決済みではない。じゃあ、そこはどうなったの? 周知はまだできていないっていう部分になってくる》

 同じく日テレ系『ミヤネ屋』。元TBSアナウンサー・吉川美代子氏は、秋篠宮さまのお言葉が、ご結婚に好意的ではない世間に向けてのものとして《本当にちょっとおかわいそうというか、おつらいんだなと思います》と述べ、

《秋篠宮ご夫妻、上皇ご夫妻、天皇陛下ご夫妻も含めて、皇室全般に迷惑をかけているわけで、(小室さんから)きちんと謝罪の言葉があったのかどうか。400万円のトラブルがあり、弁護士資格をとったあとの職業もどうなるかわからないときに、妻となった眞子さまのお金を頼りにするんじゃないか。本当にこれは心配はあるんですよね》

 小室氏への不信感を隠さなかった。これに司会の宮根誠司は《今は食べるのが大変ですから》と、なぜか弁護士業の苦境に論点を変えて、読売テレビ解説委員長の高岡達之氏に話を振る。

“400万円の返済ができる、できないの人”が、他所の人の娘さんを、手塩にかけてという言い方になっちゃうんだけど、“奥さんとして迎えて食べさせていけます”ということ(を言えないのではないか)に対して一般の人としてみればどうなのか》

 吉川氏同様に、小室氏の甲斐性のなさを追及する高岡氏。宮根は時間を確認して《それは一般家庭でも同じですからね》とまとめて、次の進行に移ったのだった。『スッキリ!』の加藤同様に自身の意見は置いておき、番組進行に務める姿があった。