つらい食事制限もなしで、きつい運動もなし! 正しい食べ合わせをするだけで不調がなくなり、いいことずくめのラクちん腸活。それがアダムスキー式! 実践して腸内腐敗をSTOPさせよう。

アダムスキー式腸活法のポイント

 自然療法士、フランク・ラポルト=アダムスキー氏が提唱するアダムスキー式腸活法が話題だ。そもそも、腸は栄養素と水分を吸収する働きと同時に、人体で最大の免疫システムを司る。つまり腸が整えば、健康でいられるという臓器なのだ。

 アダムスキー式腸活法のポイントは、食べ物が消化管を下りてくる速さを把握して食事をとり、腸の流れをスムーズに保つというもの。腸の流れが低下すれば、身体にいいものを食べても、肝心の成分は取り込まれない。そして、腸の流れが滞って長時間、食べ物がとどまると、腐敗して腸壁にこびりつき、ますます腸の流れを悪くする。

「毎日お通じがあるから大丈夫」という人も要注意。排出したものが何日も前に食べたものの場合もあるのだ。腸内に長くとどまれば発する毒素が多くなる。

 逆に、食生活を改め腸の流れをよくすれば、栄養素をしっかり取り込めるだけでなく、身体に不要な“ゴミ”の排出もスムーズになり、さまざまな身体の不調が改善される。例えば、下痢や便秘、肝臓・胆のう・すい臓にかかわる問題、小腸と腎臓の病気、喘息やアレルギーなどだ。

 理想的な腸にするために、アダムスキー式腸活法ではまず下記にある、「7つの超基本」を実践することからスタート。大まかには“集中して味わい、食事の間隔は4~5時間、休むすき間を腸に与える”こと。そして、【7】の“食べ物のコーディネート”が、この腸活の要。ルールもコツも、きわめてシンプル。快腸で快調な日々を始めよう!  

◆理想の腸になるための7つの超基本!

【1】集中し、よく味わう食事
 ひとりでもきちんと食卓を整え、じっくりと食べ物を味わうこと。“どのように食べるか”は食事が健康にもたらす効果を左右する。

【2】理想的な“腸の流れ”を知る
 食べたものは4~5時間後に胃から十二指腸へ、さらに7~9時間かけ小腸で消化され、盲腸、大腸を通って28〜30時間後に体外に排出される。

【3】腸に必要な“すき間”をつくる
 食事食事の間を4時間あけて、腸に空っぽのまま何もせずに休む時間をつくる。自浄作用で腸壁にこびりついた汚れがきれいに。

【4】果物、非加熱オイルをとる
 消化管にこびりついた汚れを落とすには、柑橘類などの果物と、高品質の植物性オイル(パーム油は除く)を非加熱でとる。

【5】食事のときは携帯電話を手放す
 食べ物をしっかり味わうため、食事中はスマホを手放そう。電話もメールもこれからやるべきアレコレも後に回して、食事を楽しむ。

【6】水は“軟水”を選ぶ
 身体にとり入れる水は“蒸発残留物=無機ミネラル”の少ない“軟水”がおすすめ。硬水は体外に排出されにくく体調不良のおそれも。

【7】食べ物を“コーディネート”する
 食べたものを完全に消化して健康になるためには、どう組み合わせて食べるのかが重要。“コーディネート”の規則を身につける。