多数のツボが集中しており、健康と運命をも司っているというパーツ、耳。なんと、耳を見れば、その人の本来の性格や、幸せな生き方がわかるといいます。耳鑑定師の後藤恵さんにレクチャーしていただきました。あの有名人の性格についても解説!

耳の外側は、身体の内部を表すディスプレー

 コロナ禍が長引き、失業者が増加するなど先行きが見えない現在。「自分はどういう人間で、何をすればいいのだろう?」と悩んでいる人も多いはず。そこで紹介したいのが、中国3000年の歴史で培われた健康診断法を、現代向けに開発された「耳鑑定」だ。発案者の耳鑑定師・後藤恵さんはこう語る。

先日、双子のYouTuberさんが取材に来たのですけど、どちらがお姉さんでどちらが妹さんか、すぐにわかりました。

 もちろん、耳に“姉”“妹”と記してあったわけではなくて(笑)、耳から、お姉さんらしい性格、妹さんらしい性格、という情報を読み取ったんです」(後藤さん、以下同)

 耳つぼセラピストとして活動していた後藤さんは、人の耳に統計的な“赤み”のポイントがあることに気づいた。顧客たちの耳で研究していくにつれ、この“赤み”のところにあたるツボ=「反応点」が、その人の身体の状態とともに性格をも表していることも実感する。ついにはこの反応点を活用する鑑定を思いつく。以来、2万人以上の耳を見て構築した統計と東洋医学の陰陽五行思想を組み合わせ、さらにオリジナル性にあふれた耳鑑定を発案した。反応点が出た位置からその人の性格や今の悩み、体調が判断できるのだ。

『耳の外側って何のためにあるんだろう』と思ったことはないですか? 音を聴くのであれば穴だけがあればいいわけですよね。でも、東洋医学によると、耳の外側は、身体の内部を表すディスプレーだとされています。

 私は、耳は穴の中で外の音を聴き、外側で身体の声を聴いているんだと思うんです。身体のことは耳で把握できるんですよ

 後藤さんが発案した耳鑑定には基本的に5つのタイプがあり、まじめで我慢強い「社長型」、注目を集めやすい「アイドル型」、追求心が強い「専門家型」、好奇心旺盛な「クリエイター型」、芸術家肌な「感性型」で分けることができる。なお、反応点の場所によっては複数のタイプに当てはまる場合もある。

 自分がどのタイプに属するかを調べる際は、鏡で見たり、耳の部分を自撮りをするなどして準備しよう。なお、基本的に男性は左耳を、女性は右耳を見るが、反応点がはっきりしているほうだったらそちら側を参照して構わない。

「交渉ごとで成功したいときは、相手の耳を見て攻め方を変えればいいでしょう。人に影響を受けやすく、多数派についていきやすい感性型の人に商品を売り込むなら『みんなが選んでいるので、これは持っているだけで安心です』とキラーワードを言うといいですね。

 相手の耳を把握すれば『ここを攻めればこの人は落ちる』というポイントがわかり、セールス力を上げることができます」

 この方法論は恋愛にも使える。好きな男性の耳を見ることで相手の性質を見極め、「この彼にはこんな口説き方をしたらいい」と攻略率を上げる。もしくは耳鑑定で相手が好きな異性のパターンを想定し、そのタイプに自分が擬態すれば選ばれる確率が上がるのだ!