「対局を終えて家に帰ると、妻と息子の姿はありませんでした。そこから、地獄のような日々が始まって……」

 子どもを連れ去られたその男性は、憤りを隠さない──。

「息子を妻に連れ去られた」と告発

 日本将棋連盟は4月2日、橋本崇載(たかのり)八段(38)の引退を発表した。引退と同時に彼はユーチューブを通じて、

「息子を妻に連れ去られた」

 と衝撃的な告白をし、物議を醸している。

 “ハッシー”の愛称で親しまれた橋本さんがプロ入りしたのは2001年、18歳のとき。藤井聡太二冠や羽生善治九段ともしのぎを削ったトップ棋士だった。

 金髪で対局に臨む姿や解説での痛快なトークが将棋ファンに親しまれ、巷では“将棋界の異端児”と称された。

 だが、昨年10月から休場が続き、突然の電撃引退と『子ども連れ去られ』騒動。

 事の経緯を知るべく、橋本さんに話を聞いた。

「発端は2019年7月18日のことです。対局を終えて東京から妻と生まれたばかりの息子がいる滋賀県の自宅に帰ったところ、妻が息子を連れて姿を消していたんです」

 2017年3月に30代前半の女性と結婚した橋本さん。その後、妻は専業主婦となり、2年後の2019年3月に、長男が誕生した。

「彼女の実家がある滋賀県に新築のマンションを借りて住んでいました。私も仕事で東京にいるとき以外、可能な限り家で育児に専念していた」

 妻が産後鬱(うつ)に悩んでいるのも理解していたが……。

「DVや浮気など、妻を精神的に追い詰めるようなことはしていません」

 それがなぜ、突然の連れ去りに発展してしまったのか。