
『三井住友カード』は、日本のクレジットカード会社の中でもトップクラスとなる三井住友カードが発行しているクレジットカードです。
三井住友カードはステータス性の高い銀行系クレジットカードであり、また、諸々のボーナスポイントの仕組みを活用すると、かなりおトクになるクレジットカードです。
セキュリティ・サポートの側面でも安心できるクレジットカードなので、初めてクレジットカードを持つ方にもおすすめです。
この記事では三井住友カードが皆さんにマッチしたクレジットカードか判断できるように、年会費・ポイント・付帯保険などのカードスペック、メリット・デメリットなどについて、わかりやすく解説します(今回は券面にカード番号が記載されていない「NL」タイプを対象とします)。
三井住友カード(NL)のメリットとは?
三井住友カードの国際ブランドはVisaもしくはMastercardであり、クレジットカードが利用できる店舗であれば、世界中どこでも大多数のお店で使えます。お会計時に「使えません」と言われて焦る心配がありません。
銀行系クレジットカードならではの安心感があり、緊急時のサポートも万全な体制です。
申込みから最短5分(※最短5分発行受付時間:9:00〜19:30 また、ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください)でカード番号を表示、カード自体は最短で翌営業日に発行されるので、なるべく早めに使用したいという人にとっても便利です。
年会費が永年無料
今回紹介する三井住友カード(NL)は年会費が永年無料となっています。一般の三井住友カードはネット入会なら初年度無料ですが、2年目以降は1,375円の年会費が発生します(年会費が割引になる条件もあり)。これは大きなメリットといえるでしょう。
セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどでは還元率アップ!

三井住友カードの利用で付与されるポイントは『Vポイント』といいます。基本的には200円(税込み)につき1ポイントの付与、つまりポイント還元率は0.5%と標準的です。
ただし、セブン-イレブン・ローソン・マクドナルドなど(※対象店舗は公式ページでご確認ください)ではポイント2.5%還元(さらに、Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスを使って支払うと、+2.5%還元、つまり合計5%還元)です。
(注1)一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗もあり。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払わなければならない場合があり、その場合のお支払い分は、+2.5%還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合もあり。
(注2)一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合あり。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり。
『マイ・ペイすリボ』の活用で還元率アップ!
また、『マイ・ペイすリボ』の活用でポイント+0.5%にすることもできます。『マイ・ペイすリボ』とはこのカードにおいて、ショッピング1回払いの利用分を自動的にリボ払いにすることで、独自の特典が得られる仕組みです。
リボ払いの手数料がある月は、ポイントが+0.5%となります。
手数料が1円でも発生すれば利用額全体がポイント2倍になるので、わずかに手数料が発生するように支払額を調整すれば、お得なポイント還元を受けられます。会員サイトの『Vpass』でサクッと簡単に手続きでき、請求確定メールが送られてきたら手続きすればいいので、メールを受信していたら忘れる心配もありません。
これらを活用するとトータルの還元率は1.0%を超えることも可能です。
サブカードとして、ポイント5倍となるローソンで使ったり、旅行保険(この後詳しくご紹介します)専用のカードとして利用するという選択肢もあります。
銀行系クレジットカードならではの安心感、素晴らしい顧客サポート、高いセキュリティが魅力的で、初めてクレジットカードを作成する方にもおすすめです。
『ココイコ!』でリアル店舗にてボーナスポイント
『ココイコ!』とは、事前にエントリーした店舗で三井住友カード(NL)を利用すると、ポイントやキャッシュバックを受けられるサービスです。
エントリー対象店舗には主要百貨店が多数含まれています。
キャッシュバック特典を選んだ場合、カード請求金額から割引されます。ボーナスポイントを選んだ場合、Vポイントが上乗せされます。
『ポイントUPモール』でネット通販にてボーナスポイント

三井住友カードは『ポイントUPモール』というサイトを運営しており、こちらを経由してネット通販を利用すると、+0.5〜9.5%のボーナスポイントを得られます。
名だたる人気総合通販サイトも名を連ねており、オンラインでの支払いでザクザクとポイントを獲得可能です。
安心のセキュリティ対策・緊急時のサポート体制
三井住友カード(NL)は券面にカード番号が記載されていないので、番号での不正利用の可能性が低く、非常に安心です。また、三井住友カード全体としても業界最高水準の不正使用検知システムを導入しており、セキュリティ対策が盤石です。
24時間365日不審カード利用チェックを行われているため、不正利用の可能性を早期に発見できる体制になっています。
緊急時のサポートも万全
三井住友カード(NL)を紛失したり盗難した場合でも、万全のサポートサービスを利用することができます。
オンラインでの停止手続きができるほか、電話による24時間・年中無休の三井住友カード紛失・盗難受付デスク(VJ紛失・盗難受付デスク)が用意されています。
国内だけでなく海外の緊急時にも対応しているので、国内外で安心してクレジットカードを利用できます。
また、不正利用が発生した場合、特別なケースを除き、紛失・盗難の届け出日の60日前から同社がその損害を補償する「紛失・盗難補償」制度もあります(諸条件あり)。
安心・便利に利用するための海外旅行傷害保険

三井住友カード(NL)はステータス性に見合う安全・安心を提供しており、特に海外旅行傷害保険が充実しています。
・海外旅行傷害保険:最高2,000万円
事前に海外旅行費用を三井住友カード(NL)で支払うことが前提となります。補償条件、補償対象期間などは公式サイトをご確認ください。
保険名 | 補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療 | 50万円 | |
疾病治療 | 50万円 | |
救援者費用 | 100万円 | |
賠償責任 | 2,000万円 | |
携行品損害 | 15万円 |
最短で翌営業日にカードが発行
三井住友カードは2019年9月1日から、ネットでの申込みなら最短で翌営業日に発行されるようになりました。手元に届くまでにはおよそ数日~1週間ほどとなります。
クレジットカードが手元に届くまでの期間は2週間ほどというクレジットカードも多く、遅いと3週間~1か月かかるカードもあります。
三井住友カードは数日~1週間でカードが届くので、スピーディーな方です。できる限り早くクレジットカードが必要な方は、三井住友カードが有力候補の一つです。
最短翌営業日発行の対象は平日19時半までの申し込みです。なお、申込みの直後に土日・祝日が来る場合は、カード発送が休み明けになり、カードが来るまで時間がかかってしまうケースもあります。
なお、申込み時に入力した内容に不備がある場合(生年月日が存在しない日・勤務先情報の誤り)、未成年など入会資格がない場合など、翌営業日発行できない場合もあります。
また、物理カードは最短翌営業日発行ですが、カード番号だけなら「最短5分」で発行されます。ネットショッピングですぐに利用できるほか、Apple Payや Google Payに登録すればリアル店舗でもすぐに利用可能です。
(注)最短5分発行受付時間は9:00〜19:30。ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
おトクな入会キャンペーン
三井住友カード(NL)はお得な入会キャンペーンを開催しています。時期・カード利用額などの条件によって金額は異なりますが、概ね5,000円分以上のVポイントによる還元を受けられます。
三井住友カード(NL)のVポイントをお得に貯めて使う
三井住友カード(NL)のVポイントは、各種ボーナスポイントの制度を活用することで効率的に獲得でき、便利な使い道が満載となっています。
Vポイントの貯め方

Vポイントは1ヶ月の利用合計金額に対して、200円(税込み)ごとに1ポイントが付与されます。1回の利用金額が200円に満たなくても、1か月の利用額すべての合計金額に対してVポイントを得られるので、1回ごとに切り捨てられるクレジットカードと比較して、端数が無駄になりません。
もちろん毎月の電気・ガス・水道料金や、携帯電話・インターネットの利用料金でもポイントを得られるので、固定費をカード払いにするだけでお得にポイントを貯められます。
ただし、下記など、一部Vポイントの加算対象外となる支払先がある点に注意が必要です。
・国民年金保険料
・年会費の支払分
・キャッシング利用分
・リボ払い手数料など手数料の支払い
(その他にもあり)
Vポイントの使い道
三井住友カードのVポイントには多数の便利な交換先があり、1ポイント=1円として交換できます。主なポイント交換先は下表のとおりです。
ポイント交換 | 交換レート |
---|---|
キャッシュバック (2021年3月から) |
1ポイント=1円 (1ポイント以上1ポイント単位) |
dポイント | 500ポイント=500ポイント (※500ポイント以上500ポイント単位で交換可能) |
Amazonギフト券交換 (2021年4月から) |
500ポイント=400円分 (※500ポイント以上500ポイント単位で交換可能) |
ヨドバシゴールドポイント (2021年4月から) |
500ポイント=400ポイント (※500ポイント以上500ポイント単位で交換可能) |
ANAマイレージ (2021年4月から) |
500ポイント=250マイル (※500ポイント以上500ポイント単位で交換可能) |
また、Vポイントを直接お買い物に使う方法もあります。スマートフォンアプリ「Vポイント」を使えば、Visaが使えるお店(Apple Pay・Google Payが使える街のお店や、ネットショッピング)でポイントでお買物ができます。交換レートは1ポイント=1円です。
有効期限
三井住友カードのVポイントの有効期限は、獲得月から2年となっています。
せっかく貯めたVポイントが有効期限切れで無駄になるのは切ないので、毎年の年末や誕生月など決まったタイミングで交換するようにするのがおすすめです。
モバイル決済・非接触型決済に幅広く対応
Visaのタッチ決済
Visaブランドの三井住友カード(NL)は、Visaのタッチ決済を利用可能です。国際ブランドが提供している非接触型決済であり、高いセキュリティが魅力的となっています。
不正利用のリスクが減少しますし、いちいち小銭を出す必要がなくて便利、また感染症予防の観点からも優れています。
◯◯Pay
三井住友カード(NL)はVisa・Mastercardブランドなので、QR/バーコード決済サービスを幅広く利用可能です。
主なスマホ決済に対応しています。
デメリット
三井住友カード(NL)には、対象のコンビニやマクドナルドでの高還元率、セキュリティ、サポート、旅行保険などメリットが多い反面、欠点も存在しています。以下分析します。
基本ポイント還元率は0.5%と標準的
三井住友カード(NL)の基本ポイント還元率は0.5%です。多様な特典を駆使すれば1%超になりますが、基本還元率は0.5%にとどまっています。また、各種電子マネーへのチャージはポイント付与の対象外となっています。
ただし、三井住友カード(NL)は特定店舗で還元率がアップすることや、高いセキュリティや旅行保険のメリットなどで短所を十分カバーしているといえるでしょう。
まとめ
三井住友カード(NL)には、銀行系クレジットカードならではの大きな信頼感・高いセキュリティがあります。基本ポイント還元率は0.5%と標準的ですが、会費は永年無料で、多様なボーナスポイントの制度があります。
・年会費が永年無料
・セブン-イレブン・ローソン・マクドナルドなどでは2.5%還元に
(Visaのタッチ決済を利用もしくはMastercard®コンタクトレスを使って支払うと、ポイント最大5%還元に)
・マイ・ペイすリボの活用で手数料請求月に+0.5%のボーナスポイント
・『ココイコ!』でリアル店舗にてボーナスポイント
・『ポイントUPモール』でネット通販にてボーナスポイント
・最高2,000万円の充実した海外旅行傷害保険(利用付帯)
・おトクな入会キャンペーン