外国人女性の積極性

 例は枚挙にいとまがない。週刊誌にはスポーツ専門の放送局に所属する美人リポーターのアレックス・カリーが球団関係者やメディア関係者に対して、「大谷を紹介してほしい」とお願いしてまわっていると報じられた。テレビ中継にはエンゼルスのユニホームを着た女性が「hey SHOHEI 私とデートしませんか。DATE? My# 私の電話番号→」と書かれたボードを掲げているのが映し出される。不恰好な日本語の書体がキュートだ。現地のファンがアップしたYouTube動画には、次の打席に備えて素振りをしている彼に、超至近距離で飛び跳ねながら嬌声をあげるナイスバディな女性集団も。動画のタイトルは『目撃!大谷翔平を狙うギャルたち』ときた。

 浮かびあがってくるのは、日本人女性のガツガツとはくらべものにならない積極性である。アイドル目線で彼を追っていた方々は今後、パワーヒッター揃いのL.A.女子たちを抑えられるかに注目すべきかもしれない。無菌室で育てられたがゆえの恋愛免疫のなさがどう転ぶか……見ものである。

 ちなみに現地のゴシップメディアもすでに大谷の熱愛を追いかけているようで、ハワイ出身のソフトボール選手、カマラニ・ドゥン選手との熱愛疑惑について書いているメディアを発見した。一緒に写っている写真が彼女のインスタグラムに掲載されたことから噂が広まったらしいが、よくよく記事内容を和訳してみると、

《噂をクリアするために、私たちはカマラニ・ドゥンの社会的プロフィールを追跡した。するとドゥンは8年以上付き合っているボーイフレンドと至福の関係にあることがわかった》(『Bae Magazine』)

 8年越しの彼氏がいただなんて堂々と主張されても……あまりに根も葉もなさすぎるだろう。大谷のスクープが出るのはまだ先になりそうだが、栗山監督の心中やいかに。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉