このクマのせいで“宮迫クスリやってる疑惑”が、もう、ずーっとあったんです

 6月27日、お笑いコンビ雨上がり決死隊の宮迫博之(51)が自身のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』で、昔からコンプレックスだったという“目の下のクマ”を除去する美容整形手術をしたことを告白した。 

 宮迫は「オカンもすごいですし、遺伝です」と話し、何度かチャームポイントだと思うことにしたというが、'19年の「闇営業」騒動のストレスから、目の下のクマだけでなく、ほうれい線も深くなり自らの顔を見て「びっくりした」という。

 宮迫が芸人としてブレイクし、その後“俳優”として数々のドラマや映画で活躍をしていた約20年前を振り返ると、肌こそ30代特有のハリがあるものの、目の周りは全体的に老けている印象が強い。また似顔絵にも、クマは宮迫の特徴のひとつとして、必ずと言っていいほど描かれている。

『東京ラブ・シネマ』制作発表での宮迫博之('03年)
『東京ラブ・シネマ』制作発表での宮迫博之('03年)

 50歳を過ぎてもコンシーラーでクマを隠し続けてきたが、年齢を重ねるにつれて目立つばかり。次第に「頑固なクマだけど、取れるものなら……」と思うようになった宮迫は整形手術を決心し、ついにその顔にメスを入れたという。

 宮迫を執刀した、横浜TAクリニック院長・前田翔医師に話を聞いた。

執刀医が語る宮迫の美容整形手術

──宮迫のクマを見た第一印象は?

実際に拝見すると、コンシーラーを落としているということもあって、動画やテレビで見ていたときよりも、かなりくぼみがあり、脂肪のふくらみも500円玉大くらいある状態でした。

 お肌はとても綺麗でハリがあり、ぱっと見た印象では切除が必要なほど皮膚が余っていないように見えました。しかし、詳しく診察させていただくと、皮膚の余りがあることがわかりました。皮膚の余りがある場合、ふくらみの原因となっている脂肪を切除しても下眼瞼の皮膚がたるんだ状態で残ってしまう可能性があるため切開が必要となります。

 私が数多く行ってきたクマ取り手術の中でも宮迫様はかなり重い症例でした。切開するとダウンタイムが長くなってしまうため大変悩みましたが、ご本人の希望も汲んだ上で手術方法を決定いたしました

──クマを取る具体的な方法を教えてください。

「主に脂肪の切除や移動、注入をして凹凸を改善する治療と、皮膚の色味や余りに対する治療に分けられます。手軽に受けられる“ヒアルロン酸注入”はメスを入れる今回のような施術と違って軽い凹凸を整えるものですが、いずれ体内に吸収されてしまいます。 

 どうしてもダウンタイムが取れない方や程度の浅い方は、“ヒアルロン酸注入”で一時的に改善することは可能ですが、根本的な治療を望まれる場合や、症状の重い方は手術されることをおすすめしています