コロナ禍でインターネットショッピングを中心にクレジットカード利用率が伸びています。

「人にオススメしたい」クレカ

 これを機に、新しくクレジットカードを作った人もいることでしょう。

 みなさんがクレジットカードを選ぶ基準にはどんな条件があるでしょうか。

 よく聞くのは、「年会費無料」「ポイント還元率が良い」など、お金をかけずに持てて、お得にポイントを貯められるカード。

 でも、「年会費無料」も「ポイント還元率が良い」カードも沢山あり、自分に本当にあったカードはどれが良いのか悩んだ経験があるのではないでしょうか。

 私たちは自分の考えがまとまらない時は「クチコミ」や「レビュー」など、「他人の意見を」を参考にすることが多いです。

 選択に迷っている商品のクチコミを見た時に「とてもよかった」というレビューがあれば、購入の決断をする強い後押しにもなりますよね。

「他人の意見」の指標のひとつにNPS(Net Promoter Score(ネットプロモータースコア))というものがあります。

「友人や同僚に勧めたいか?」という質問への回答から算出される、そのサービスや商品を実際に使っている人の評価を調査したデータです。

 クレジットカードについてもこの調査が行われており、調査対象のクレジットカードの利用者が、知人や友人にそのカードを「どのくらいおススメしたいか」と、各クレジットカードの業界内での位置づけがこれを見ることで分かるのです。

 実際に使用している人の「生」の意見なので、カード選びの際の参考になります。

 今回は、その調査の中でスコアの高かった上位3カードをご紹介します。

クレジットカードNPSスコア 上位3枚

クレジットカード会社16社に対し7631件の回答があり、その結果上位3枚は以下のようになりました。

第1位 楽天カード
第2位 JALカード
第3位 アメリカン・エキスプレス・カード

第1位 楽天カード

総合評価で第1位を獲得したのは「楽天カード」です。

楽天カード ※画像はカード会社のサイトより

 最も評価されたのは、ポイント還元率やポイントアップキャンペーンの豊富さなど、「お得」に関連した項目でした。

「楽天カード」のメリット

・年会費無料で通常還元率1.0%は業界トップクラスの高さ
・SPUプログラムで『楽天経済圏』をフルに活用すれは最大15倍のポイント還元も
・ポイント還元率が上昇するキャンペーンが多い

年会費無料で通常還元率1.0%は業界トップクラスの高さ

 楽天カードの通常還元率は1.0%となっており、カードショッピング100円(税込み)あたり1ポイントを得られます。

 通常還元率が0.5%のカードも多い中、どこのお店で使っても1.0%還元というのはかなり優秀といえます。

楽天カードのおトクな入会キャンペーン

SPUプログラムで楽天経済圏をフルに活用すれは最大15倍のポイント還元も

 楽天市場にはSPU(スーパーポイントアップ)プログラムというサービスがあり、楽天カードでの買い物でいつでもポイント+2倍が加算。

 さらに「楽天モバイル」や「楽天でんき」、「楽天証券」などの楽天の他のサービスに加入したり、利用したりすることでポイント還元率が最高15.5倍となります。

楽天SPUは楽天のさまざまなサービスを利用することで得られる特典(公式WEBサイトより)

 このように身の回りのサービスを楽天グループで固め、楽天カードの還元率を高めている人は『楽天経済圏』の住人と呼ばれています。

楽天カードのおトクな入会キャンペーン

ポイント還元率が上昇するキャンペーンが多い

 楽天市場では楽天スーパーセールやお買い物マラソンでのポイント10倍キャンペーンなどを定期的に実施しており、ポイント還元率上昇のチャンスがとても多いです。

セールの一例(画像は公式サイトより)

 楽天市場にはお得な楽天スーパーセールやお買い物マラソン以外にもポイントアップのセールが複数あり、これらの時期に買い物をすることでますます高還元でポイントを貯められます。

・毎月1日:「ワンダフルデー」で+2倍
・「毎月5と0のつく日」:楽天カードの利用で+2倍
・毎月18日の「いちばの日」:最大+3倍(楽天ダイヤモンド会員なら計6倍)
・スポーツチーム勝利ボーナス:楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナが勝利した翌日は最大+3倍

※ポイントアップにはキャンペーンにエントリーする必要があるなど、諸条件がある場合があります。

 楽天市場をよく利用する方の場合、楽天カードは楽天ポイントをガンガン貯められるので、著しくおトクなクレジットカードです。

楽天カードのおトクな入会キャンペーン

「楽天カード」のデメリット

お得なメリットが多い楽天カードですが、デメリットも存在します。

・SPUやキャンペーンで貯まるのは期間限定ポイント
・ETCカードの年会費が有料
・広告メールが多い

SPUやキャンペーンで貯まるのは期間限定ポイント
※画像は公式サイトより

 楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントがあります。

 通常ポイントはカードを利用し、ポイントが発生するごとに1年間期限が更新されるので実質無期限で貯めることができますが、期間限定ポイントは使用できる期間が獲得から2週間〜1か月となっています。

 SPUやキャンペーンで貯まるのは期間限定ポイントです。せっかく大量にポイントを獲得しても、期限切れで使えなくなってしまうことも。

 使い道が決まらない場合は、楽天市場の「商品券販売センター」で、商品券やグルメカード、図書券など使用期限のない金券に交換しておきましょう。

ETCカードの年会費が有料

 楽天カードはETCカードの年会費が500円(税抜き)となっており、基本的な保有コストは有料となっています。

 カード本体・ETCカードの両方が無料のクレジットカードもあるので、ETCカードを使う方にとってはデメリットです。

 ただし、楽天ポイントクラブのランクがプラチナ以上になると、ETCカードの年会費が無料になります。

 日常のお買い物で楽天カードを利用していれば容易にクリアできる条件ですが、メインのカードとして楽天カードを使わない際は、ETCカードは発行しない方が良いでしょう。

広告メールが多い

 楽天のさまざまなサービスに加入したり、楽天市場で買い物をしていると、サービスごと、楽天市場内のショップごとに大量の広告メールが届くことになります。

 よく使うサービスやショップは残し、あまり使わないものは配信停止をするなど、工夫してメールの量を減らしていきましょう。

「楽天カード」はポイントが貯めやすく、楽天経済圏でお得に生活したい人、ネットショッピングの利用が多い方ににおすすめのカードです。

楽天カードのおトクな入会キャンペーン

第2位 JALカード

 総合評価で第2位を獲得したのは「JALカード」。

※画像は公式サイトより

「ポイント・マイルの利用手続きのしやすさ」などで、業界トップの評価を受けました。

 また、「お客さまに寄り添う姿勢・大切にする姿勢」といった企業姿勢への評価も高く、顧客満足度やロイヤルティで3年連続1位を獲得したJALのグループ企業らしい面がうかがえます。

「JALカード」のメリット

・JALマイルを普段の買い物で貯められる
・持っているだけで旅行保険が適用される
・JALに関係するサービスで割引やポイント還元が受けられる

JALマイルを普段の買い物で貯められる

 JALカードは飛行機を一切利用しなくても、買い物をすることでJALマイルが貯まっていきます。

 貯まったJALマイルは、無料の国内・海外の航空券と交換することが出来るので、飛行機を利用した旅行をする方は、持っていて損はないカードになります。

 日本で貯められるマイルは主にJALマイルとANAマイルがあります。どちらも国内の主要な空港に路線がありますが、一部離島、地方空港などはANAの路線がないことも。

 JALはANAが就航していない空港にも路線を設定しており、国内であればほぼどこの空港へも行けます。国内旅行が好きな人には特にオススメです。

持っているだけで旅行保険が適用される

 国内・海外旅行保険はほとんどのカード会社が設定しています。しかし保険が適用される条件としてそのカードを旅行代金の支払いに使った時のみに有効になる、という利用付帯という制約があります。

※画像はイメージです

 ですが、JALカードは持っているだけで自動で保険がついてくる自動付帯となっています。

 そのため、JALカードは旅行のたびに保険の加入手続きをする必要がありません。持っているだけで保険が適用されるのがJALカードの特徴です。

JALに関係するサービスで割引やポイント還元が受けられる

 JALに関係するサービスやお店などで割引やポイント還元を受けられるのも特徴です。

 通常は200円=1マイルですが、JALカード特約店なら100円=1マイル獲得することができます。

 JALカード特約店はホテルや旅館などの宿泊施設、レンタカーやタクシーなど旅行や出張などで利用するサービスが多いです。

 ただそれだけではなく、ノジマなどの家電量販店、マツモトキヨシやウェルシア薬局などのドラッグストア、ファミリーマートやイオンなど、普段使うお店もJALカード特約店は数多くあり、普段の買い物でマイルを貯めることができます。

 また旅行には当然強く、JALカード会員限定のパッケージツアーなら、国内旅行が5%・海外旅行が3%の割引を受けることができます。

※画像はイメージです

 指定の国内空港店舗や空港免税店では1,000円以上の買い物で5%の割引が受けられ、JALの機内で販売される商品をJALカードで購入すると10%の割引が受けられます。

 ホテルニッコーやホテルJALシティなど、JAL系列のホテル宿泊で1泊当たり最大で1000マイルをもらえたり、無料でレイトチェックアウトができるなど、JALに関係するサービスやお店などで多くの特典を受け取ることができます。

「JALカード」のデメリット

旅する人にメリットが多いJALカードですが、逆をいえば旅行にあまり行かない人にはメリットが少ないです。

・マイルしか貯まらない
・基本還元率が低い
・有効期限は36か月

マイルしか貯まらない

 JALカードで貯まるのはJALマイルだけです。他のポイントを貯めることは基本的にできません。

 JALマイルはAmazonギフト券やSuicaチャージ等に交換できますが、どちらの場合も、諸条件がある上、還元率は0.5%とさほど高くはありません。

 JALマイルは航空券などJALの特典と交換するのが1番おトクに使えます。

 例えば、韓国のソウルやプサン、台湾の台北に行くのに、エコノミークラス利用なら最安で片道7500マイルで行くことができます。

※画像はイメージです

 通常の予約ではどんなに安くてもこれらの航路が片道1万円を割ることはありません。グアムも片道はリーズナブルなLLCでも3万円以上かかりますが、JALマイル利用なら10,000マイルから行くことができます。

 航空券に交換すれば1マイル=1円を超えるサービスを享受できるため、他のポイントに交換するのはあまりおすすめできません。

基本還元率が低い

 通常は200円=1マイル、還元率0.5%と、他のクレジットカードのポイント還元率と比べても低い部類と言えます。

 ただし、『JALカードショッピングマイル・プレミアム』(年会費:3,300円)というプログラムに入会すると、100円につき1マイル(特約店利用なら100円=2マイル!)と還元率が1%にアップします。

有効期限は36か月

 マイルには有効期限があります。通常、有効期限は搭乗・利用した翌月から計算して36か月後の月末。例えば、2021年11月3日にJALグループ便を利用してためたマイルは、3年後の2024年11月末日まで有効です。

 延長などの措置は基本的にありません。今年はコロナウイルスの影響で外出や旅行が自粛された影響で数か月期限が延長されましたが、ほぼ特例と考えていいですし、無期限になることはないでしょう。

 せっかく貯めたマイルを無題にしないために、マイルの有効期限は定期的に確認し、期限が切れそうだけど旅行に行く余裕がない、マイルが足りないなど場合は他のポイントに交換するなどして有効活用しましょう。

 飛行機を使った旅行や、出張などによく行く方は、JALカードでマイルをガンガン貯めて、無料で旅行を楽しむこともできる、旅する人におススメなクレジットカードです。

《JALカード公式サイト》

第3位 アメリカン・エキスプレス・カード

「カードのブランドイメージ良さ・ステータスの高さ」や「問い合わせ時の対応の良さ(コールセンター・メールなど)」において、業界トップの評価を獲得した『アメリカン・エキスプレス・カード』、通称“アメックス”。

※画像は公式サイトより

 このカードは、他のクレジットカードにはない特徴を多く持っています。

「アメリカン・エキスプレス・カード」のメリット

・ステータスシンボルになる
・JCBの提携店舗で使える
・入会特典キャンペーンが充実
・サポートデスクのクオリティが高い
・旅行を想定したサービスが豊富

ステータスシンボルになる

 アメックスは経済的に余裕のある人が持つカード、ステータスカードというブランド力があります。

 そもそもステータスカードとは、大まかに【持っていることが社会的信用の証明になる】カードと言えます。

※画像はイメージです

 ステータスカードを持つメリットには、周囲からの印象が良くなる可能性がある点が挙げられます。例えば恋人とのデートの際に支払いで高ステータスカードを提示することで、相手に信頼感を与えることができるかもしれません。

 アメックスは日本のカード会社とは異なる独自の審査基準を持っているとされています。そのためカードを取得する基準が厳しいと言う印象もあり、その審査を通過してカード保持しているということが自身のステータスにも繋がります。

JCBの提携店舗で使える

 以前までアメックスは日本国内で利用できない店舗がありましたが、国内クレジットカードブランドのJCBと相互提携したことで、JCB加盟店でもアメックスカードが使えるようになっています。

※画像は公式サイトより

 JCBの日本国内での加盟店は1,000万店以上と国内シェアはトップに位置しています。クレジットカードが使えるお店で、アメックスが使えないということはほぼないので安心して利用することができます。

入会特典キャンペーンが充実

 クレジットカードに新しく作ると、新規入会キャンペーンの特典で大量のポイントをもらえることがあリます。その中でも、特にアメックスは“おトク度”が際立っています。

 一般的なクレジットカードの新規入会キャンペーンでもらえるポイントは、多くても5000~1万ポイントほどですが、アメックスなら1番グレードの低い緑色の『アメリカン・エキスプレス・カード』でも利用実績に応じて3万ポイントを獲得することができます。

※画像は公式サイトより

 アメックスのポイントはANAマイルに交換することです。3万ポイントあれば、羽田ー千歳、羽田ー那覇の往復便をハイシーズンでもとることができます。

 入会して利用するだけでここまで大量のポイントが獲得できるのはアメックス以外にはなかなかありません。

サポートデスクのクオリティが高い

 サポートデスクにつながりやすいことやスムーズな対応をしてくれること、対応が親切でスピーディであることを、アメリカン・エキスプレス・カードのメリットとして挙げる人は少なくありません。

※画像はイメージです

 電話サポートの言葉の選択・対応の丁寧さ・柔らかさは業界一だとも言われています。サポートデスクが丁寧で頼れると、万が一のトラブルの時も安心感に差が出ますね。

旅行を想定したサービスが豊富

 アメックスのルーツはアメリカ大陸横断の駅馬車です。旅行や物流など、物や人の移動を源流としているだけに、今も旅についてのサービスが充実しています。

アメックスの旅に関するサービス(一例)
・スーツケース1個を無料で配送<手荷物無料宅配サービス>
・出発までの間を同伴者とゆっくり空港ラウンジで過ごせる
・国内外の1200か所以上の空港VIPラウンジが無料で利用できる
・海外用レンタル携帯電話の優待
・海外旅行先でも、24時間サポートを受けられる<グローバル・ホットライン>
・最高5,000万円まで補償<海外旅行傷害保険>

 どれも通常のクレジットカードではゴールドカード以上にならなければ受けられないようなサービスです。

 これらを一般カードクラスから受けられるのは、アメックス以外にはないでしょう。

 至れり尽くせりのサービス、おもてなしを受けられるアメックスですが、もちろんデメリットも。

「アメリカン・エキスプレス・カード」デメリット

・年会費がかかる
・ポイントに期限がある
・家族カードが1枚目から有料

年会費がかかる

 アメックスはどのカードを申し込んでも、年会費が発生します。

 1番グレードの低いベーシックカードの『アメックス・グリーン』でも年間13,200円(税込み)です。

 年会費無料で多くの特典を享受したい、という方にはオススメできません。

ポイントに期限がある

 アメックスのポイントは100円で1ポイントが加算されます。ただし、1ポイント=1円の価値で交換できるものはあまり多くありません。交換するものによって変わりますが、おおよそ0.3円~0.5円程度の価値となっています。

 しかも、利用期限は利用した月の月末から36か月と有効期限が決まっています。

 ただし、このデメリットを解消し、メリットに変える方法があります。ポイント還元プログラム『メンバーシップ・リワード・プラス』(年会費税込み3,300円)に登録することです。こちらに登録することで、まずはポイント有効期限が無期限になります。さらに、

■加えて『ボーナスポイントプログラム』に登録することで、対象加盟店・サービスでの利⽤額100円につき通常1ポイント+ボーナスポイント2ポイントが加算、つまり還元率3%に!
 対象加盟店:Amazon ヨドバシカメラ Uber Eats 一休.comなど

■ANAマイルへの移行がおトク! 1000ポイント⇒1000マイルに移行可能(※最少1,000ポイントから)。ANAマイルで交換できる「特典航空券」の価値は国内線なら1マイル3〜5円といわれているので、そのルートなら還元率3〜5%に!

家族カードが1枚目から有料

 通常のクレジットカードでは家族カードは1枚まで無料というものが多いですが、アメリカン・エキスプレス・カードは家族カードの1枚目から6600円(税込み)がかかります。

※画像は公式サイトより

 ただし、アメックスの家族カードは家族カードでも、基本カード会員と同等のサービスが受けることができます。

 家族カードはメインカードよりもサービスに制限を受けることがありますが、アメックスではメインカードと全く同じ機能を持っているのです。

 子供の一人暮らしや海外留学など、離れて暮らす家族にカードを持たせたいときも、アメックスならメインカードと同じように使える上、利用限度額や口座などの管理もできるのでその点では安心と言えます。

 アメックスカードは、他のカードにはないメリットが多く存在します。

 決済カードだけでは満足できず、ワンランク上のカードを求めている方にオススメのカードです。

《アメリカン・エキスプレス公式サイト》

基準はポイント還元率のみならず、「顧客に寄り添う姿勢」

 今回は、「友人や同僚に薦めたい」クレジットカード3社をご紹介させていただきました。

 ポイント還元率、特典を軸にしたおトク度はクレカ選びの大切な基準ですが、サポート体制、親切さを軸にした「顧客に寄り添う姿勢」も重視されていることがわかりましたね。

 皆さんも自分の生活や行動を振り返り、自分にぴったりのカードを探してみてください!