容疑者夫婦の近所の評判
上司で主犯格といえる藤本慎也容疑者は、自社で建てた岡山市中区の一戸建て住宅に妻と子ども3人で住んでいる。7年前に大阪から引っ越してきたようだ。容疑者について近所の住人は、
「お客さん相手の仕事だから、人当たりがよくてね。挨拶もするし、愛想もいい。180センチを超える、スラッとしたいい男ですよ。私が朝、ゴミ出しをしようとすると、“ボクが一緒に持っていきますよ”とか言ってくれるやさしい人よ」
一方で、別の住民からはこんな話も。
「仕事が忙しいみたいで、帰りがいつも遅くてね。よくお酒を飲んで帰ってきて、真夜中に大声で叫んでいたこともありましたよ。玄関の鍵がかかっていることを怒っていたようです」(近所の主婦)
そんな中、数年前から容疑者と妻は近所づきあいが疎遠になっていたようだ。冒頭の住民がこう話す。
「個人的な意見だけど、夫婦仲が冷めたことが原因にあるんじゃないかと思っていました。奥さんは専業主婦で、子ども3人をテニススクールに通わせて送り迎えをするなど、子育てに没頭している感じでした。仕事ばかりで酒乱の気がある夫に愛想を尽かしていたのかもしれませんね」
このような暴君のような犯行も、家庭での不和が背景にあったのかもしれない。
だが慎也容疑者の夫婦関係がどうあれ、A子さんに対する卑劣極まりない行為は決して許されるものではない。被害者女性の心の傷が癒える日が一日も早く来ることを祈りたい。