貞子の呪いで交通事故!?

 女子高生役で出演した藤元海璃の身にも、不幸が襲った。

「昨年7月、自転車で交差点を渡ろうとしたときのことです。車が突っ込んできて、私は吹っ飛ばされました。骨折まではいきませんでしたが、骨が削れてしまったみたいで……。半年たった今も治っていないんです」

 利き手を痛めたことで、生活に支障が出ているという。

「貞子の呪いなのかな……」

 藤元はポツリと呟いた。

 信じたくはないが、これだけ不幸が続くと何かあるような気がしてしまう。

 前出の監督は虚ろな目をして、記者と向き合いながらも、中空をぼんやりと見つめながら、こう話す。

「実は、まだまだあるんです」

 えっ⁉ まだあるの?

子役で出演した女の子の父親が突然、家に帰ってこなくなったんです。会社に連絡しても出勤しておらず、行方不明に。母親は警察に捜索願を出したそうです。飲食店の店員役で出演したクルズリサさんという女性は、8歳のときに腎臓移植を受けていて。絶対コロナに感染しないよう、感染症対策を徹底していたのに感染した。コロナ治療の切り札である、人工心肺装置を使う直前まで病状は悪化して。助かって、本当によかった」(同・監督)

 そう話すと、ブツブツと何かを呟き始めた。監督の様子がおかしい。

「これは呪いだ……“貞子の呪い”なんです! 呪いなんだ!!」

 急に大声で叫ぶと、記者の両肩を掴んでガクガクと揺すり始めた。怖くなったので、急いでその場を後にしたのだが、それからこの監督とは連絡がつかない。

 前出の映画関係者に監督の様子を聞くと、

「えっ、監督の様子が変だったって? 2日前に会いましたけど、元気そうでしたよ。冗談を言って怖がらせるのはやめてください(笑)。まぁでも、財布をなくしたとか自転車を盗まれたなんていう些細なトラブルも多発していましたから、“お祓いに行かなきゃ”とは話しているんです」

 はたして、これは“貞子の呪い”だったのか─。