「10年ほど前、枕営業を公言していた女優さんに誘われて、俳優Tの自宅で行われていた7~8人ほどでの飲み会に参加しました。時間が深くなると参加者たちはなんとなく帰るような空気になり、私もそのタイミングで帰ろうと、エレベーターで降りました。
すると、Tの舎弟のような後輩俳優が、階段を駆け降りて追いかけてきました。そこで、“Tさんが帰らないでって言ってます”と腕を掴まれて、しばらく口論になって。ですが、なんとかタクシーに乗って帰ることができました」
「コレクション見せるよ」
後日、その飲み会の別の参加者を通じて、Tから連絡があったという。
「“俺の後輩が悪いことをした”と謝りたいという連絡がありました。さすがにその気持ちを無下にするのも悪いので、直接会うことに。後日、ランチに行ってお店を出ると“俺、このあと友達の家に行くんだけど一緒に来る?”と誘われたのが、園の部屋でした」
連れられていったのは、都内の高級マンション。

「2LDKほどの部屋で、生活感が全然ありませんでした。私は、ソファを背もたれのようにして床に座って、園は赤いカーペットに置かれた小さいテーブルで、缶ビールを飲みながら『みんな!エスパーだよ!』の脚本を書いていたようでした。私たちも缶ビールを渡され、3人で話していると“この子、Tの女?”と、確認されました」(Cさん、以下同)
しばらくすると、Tの携帯に着信が。
「そのままTは部屋を出て行って、全然戻ってきませんでした。その間“有名女優と別れて落ち込んでいたとき、今の奥さんに俺は救われたんだよ。だからすごく感謝してる”という話をしていたのを覚えています」
向かいに座っていたはずの園だったが、話をしながらだんだんCさんに近寄ってきて、いつの間にか隣に。
「肩に腕を回して、突然キスされて……。私は驚いて“本当にやめてください。さっき、奥さんに感謝してるって言ってたじゃないですか”と。すると、今度は違う話をし始めて、抱きついてきたんです」
その後も押し問答が続く。
「ずっと抵抗していると“俺は業界で有名なヤリチンだよ?”って言ってきました。言い間違えだったようで“違う、違う! 有名なアゲチン!”と焦っていましたが……。そして“俺、ハットがすごい好きなんだよ。コレクション見せるよ”と、別の部屋に案内されました」
その部屋が、寝室だった。