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ー 杏とはまるで姉妹のようで

「料理人になりたい! コックさんになりたい!!」

 そう叫ぶのは、黒島結菜が演じるNHK朝ドラ『ちむどんどん』の主人公だ。

「ドラマは沖縄県北部に住む一家の物語。子どもたちが幼いときに父親が病死し、残ったのは多額の借金。仲間由紀恵さんが演じる母親は懸命に働いて一家を支えるのですが、その姿は涙を誘います。黒島さん演じる主人公は勝気な女の子。おいしいものを食べることが大好きで、料理人を目指し上京するのです」(テレビ誌ライター)

 東京で、無事に銀座のイタリアンレストランへの就職が決まった主人公だが、黒島も同じく沖縄の出身だ。

「'11年、中学生のときに母のすすめで応募した『セルラー沖縄』のイメージモデルコンテストで入賞。これを機に芸能活動をスタートさせました。仕事が忙しくなり、17歳のときに単身上京しました」(スポーツ紙記者)

 まだ幼さが残る少女だった黒島。家族と離れ、きっと心細かったはず……と思いきや、

黒島さんにはずっと東京に出たいという思いがあったみたいで、逆に楽しんでいたようですよ。高校卒業後は日大芸術学部に進学しますが、女優業に集中するため中退。やりたいことが定まったのでしょう」(同・スポーツ紙記者)

 朝ドラの主人公と同じく、黒島も自身の夢を追いかけた。

杏とはまるで姉妹のようで

 デビューから約10年。ついに朝ドラ主演をつかみ取った彼女だが、その東京生活を支えた人がいる。

「それがさんなんです。'16年公開の映画『オケ老人!』での共演をきっかけに、さんの自宅に招かれたことで交流がスタート。“東京の姉”のように慕っているんです。朝ドラの撮影も、さんからアドバイスをもらっているようです」(映画業界関係者)

 のYouTubeチャンネルでは、黒島と一緒に沖縄料理を作る動画が4月下旬に公開された。そのなかでは、

さんのお弁当食べたい…」

 と、甘える黒島に、も笑顔で応じる。まるで本当の姉妹のようだ。

杏の自宅で料理をしたあと、庭でくつろぐ黒島結菜(杏のYouTubeより)
杏の自宅で料理をしたあと、庭でくつろぐ黒島結菜(杏のYouTubeより)

 の元夫であり、黒島が“東京のニーニー(沖縄の言葉で“兄”の意味)”と慕った、東出昌大から受けた影響もあったようで、

「結婚した当時は、家族ぐるみでお付き合いがあったんです。黒島さんが20歳になって初めてお酒を飲んだのもさんの家でした。東出さんにウイスキーをすすめられ、ロックで飲んだとか。それを機に黒島さんはすっかりハマって、家には大量のお酒があるそうです」(前出・スポーツ紙記者)

 大人になって新たな楽しみも覚えたようだが、東出に教えられたものはほかにも。

「東出さんは保護犬を飼っていて、黒島さんにも“飼ってみたら?”とすすめたんです。言われるとおりに黒島さんは保護犬を迎え入れることにして、1匹では仲間がおらず寂しいだろうと思い、昨年には2匹目も飼い始めたのです」(同・スポーツ紙記者)

 昨年の9月下旬には、こんな姿が目撃されている。

朝8時ごろ、オレンジ色の服の上にオーバーオールを着た黒島さんが2匹のワンちゃんを連れて、女友達2人と一緒にカフェに来たんです。店員さんと仲よく話していて、常連さんのようでした。顔が小さくって、めちゃくちゃ可愛かった」(居合わせた女性客)

 前の晩はお泊まりの女子会をしたのだろうか。翌朝の散歩後におしゃれなカフェでティータイム。すっかり都会の生活に慣れているようだ。

引き取った可愛らしい2匹の愛犬と戯れている黒島結菜(本人インスタグラムより)
引き取った可愛らしい2匹の愛犬と戯れている黒島結菜(本人インスタグラムより)

 黒島の飾らないこんなエピソードも。都内のラーメン店でのこと。

濃厚スープのこってり系ラーメンを出す店で、隣を見ると黒島さんがラーメンをすすっていたのでビックリ。コロナ前のことですが、マスクなどの変装もせずに堂々としていましたよ。その後も何度か見かけましたから、よく来ているんだと思います」(常連の男性客)

 過去のインタビューでもラーメン好きを公言していただけあって、お気に入りの店には足しげく通っているよう。

 プライベートも充実させながら朝ドラも完走してほしい!