法人登記によると、昨年10月までは横浜市にも拠点を構えていた。相談があれば全国どこへでも行くと公言しており、顧客獲得のため汗をかく覚悟だったといえる。
事務所は東京地裁・高裁などに近く、法律事務所が林立するエリアにあり、雑居ビルの一角に入居している。
同ビルで働く男性は渡部容疑者について、
「全く接点がなく、ビル内ですれ違った記憶もありません」
と印象に残っていないことを明かす。
自宅は文京区内の高級賃貸マンションで家賃は月約9万〜14万円。不動産情報によると、防犯、独立性に優れた物件とされる。
同マンションの住人によると、
「ほとんどの世帯がひとり暮らし。互いに干渉することはない」
事務所のHPによると、著書は『離婚・離縁事件 実務マニュアル』『証拠収集実務マニュアル』(いずれも共著、ぎょうせい刊)など多数。老舗の法律相談・弁護士情報サイト『LEGALUS(リーガラス)』のデータによると、趣味はジョギングとドライブだ。
合コンの店選びは《慎重に行った方がよい》
弁護士ドットコムニュースでは複数の法律問題に回答している。
例えば、男女2人ずつの合コンで、男性幹事が安っぽくムードのないチェーン店を予約したことに女性幹事が「ないわ」と怒りのドタキャンをしたときのキャンセル料はどっち持ちになるか、という難問にはこう答える。
《キャンセル料の支払いについては、予約客が連帯して責任を負うことになります。予約客の中で、誰がドタキャンを言い出したかについては、お店にとっては関係のない事情です》(2018年5月28日、以下同)
ドタキャンの理由が、合コンにふさわしい店でなく気に入らなかった点については、
《なかなか難しい問題ですね。合コンというお店の利用目的に照らして考えた際にお店の雰囲気や内容が合わないことが、社会通念上、明白であれば、ドタキャンはやむを得ないといえるでしょう》
などと答え、《お店選びはお店の利用目的を考えて、関係者の協議の上で慎重に行った方がよい》とアドバイスする。