ヤングマガジンの人気漫画をドラマ化した『僕たちがやりました』

 後半戦に入った今夏のドラマ。その舞台ウラを知れば、もっと見るのが楽しくなる⁉︎ 撮影現場から聞こえてきた“ナマの声”をご紹介。真剣に演じる役者たちの素顔をのぞき見!

 まずは、フレッシュな若手俳優が多数集まっている、『僕たちがやりました』(フジテレビ系)。第5話でホームレス役の桐山漣窪田正孝演じる主人公が犯されそうになるシーンでは、

「ふたりがもみ合いになり、半分お尻が出ている状態で寝転んでいるような体勢になったんです。かなりシリアスなシーンにもかかわらず、“見えてる、出すぎ、出すぎ!”というスタッフさんの声で撮影中断。ハラハラする周囲に対して、窪田さんは演技に夢中でどこ吹く風でしたが(笑)」(制作スタッフ)

 若い出演者同士、恋(?)のウワサもあって……。

「1話と5話にゲスト出演した加藤諒さんは、共演者の新田真剣佑さんのことが好きみたいで。“顔がカッコよすぎる~!”と漏らしてました(笑)。撮影の合間には、加藤くんが横目で新田さんを見つめてニヤニヤしたり、手を握ったりしていて。あまりのスキンシップに、“あの2人、もしかして……できてる?”なんて、ボーイズラブ疑惑もウワサされました」(テレビ局関係者)

 大盛況のドラマがあれば、毎クール不調が囁かれる枠で奮闘しているドラマもある。『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)だ。

「フジテレビの日曜午後9時は“大コケ枠”と業界で揶揄されていますが、初回の視聴率は裏番組の『ごめん、愛してる』に肉迫しました。今回は俳優・女優のほかにも“動物”という出演者がおり、レンタルにはかなりの金額がかかります。子役と同様に酷使できず、撮影日程は必然的に毎回タイトになってしまうんです」(前出・テレビ局関係者)

斬新な設定とダンスシーンが話題の刑事コメディー『警視庁いきもの係』

 役者だけでなく、動物も多数出演しているため、役者の演技のよしあしだけでなく、動物のコンディションにもOK・NGが左右されてしまうのだ。動物と絡むシーンが多い役者の中には、疲労困憊している人も。

長谷川朝晴さんは動物が苦手なようで、動物と一緒の記者会見でも本当にビビっていましたね」(芸能プロ関係者)

 撮影現場で、動物以上に人気者なのが橋本環奈

「エンディングでダンスをしているのですが、その撮影シーンには男性スタッフを中心に多くのスタッフ、出演者が集まって見学しにきていましたよ。彼女のかわいさに全員がニヤニヤしていて、ちょっと異様でした(笑)。

 橋本さんは、意外と性格はサバサバ系。共演者と楽しそうにしていて、撮影現場自体の雰囲気はとってもいいんですよ」(制作スタッフ)

コミカルなキスシーン

 関ジャニ∞の錦戸亮が冴えないサラリーマン役を演じている『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。現場は和気あいあいとしていて、

「錦戸さんが松岡茉優さんにキスしようとするシーンのリハーサルでは、スタッフがスタジオ内にあるセットのリビングに上がって、隣接する寝室でのリハーサルを見守っていました。錦戸さんがキスしようと顔を近づけると、悪阻で“オエ~ッ”と松岡さんがトイレへ駆け込むシーンなのですが、あまりにコミカルで、現場のスタッフは爆笑していましたよ」(芸能プロ関係者)

『過保護のカホコ』(日本テレビ系)では、高畑充希演じる父母に甘やかされて育った箱入り娘が、竹内涼真演じる同大学の学生に“過保護”を指摘され、少しずつ自立していくという内容。しかしある日の現場には、カホコよりも心配されている人がいたのだ。

「ある日、撮影中に虫に刺されて“かゆ~っ”と腕をかきむしっていたのは、佐藤二朗さん。そんな様子を見ていた三田佳子さんと黒木瞳さんが“かいちゃダメよ!”と注意したところ“ハイッ!”と誰よりもいい声で返事をしていて、みんなで笑ってしまいました」(芸能プロ関係者)

 主演の武井咲自ら銀座のクラブへ足を運び、希代の悪女を演じている『黒革の手帖』(テレビ朝日系)。初めて見る“悪女”な武井に称賛の声も多いが、業界内ではこんなツッコミも。

「『黒革の手帖』というドラマタイトルなのに、台本の表紙がなぜか安っぽいシルバー色なんです。裏で“黒(の表紙)じゃないのかよ”ってイジられています(笑)」(プロダクション関係者)

 事実は小説よりも奇なり。

 ドラマの舞台裏では作品よりもおもしろいことが起こっているのだ。