間宮祥太朗 撮影/佐藤靖彦

「僕にとって初主演作であり、監督にとっても商業デビュー作であり。お互いにとっての初めての作品を一緒にやれるっていうことに、すごいドキドキしていました

 映画『全員死刑』で初主演を飾った間宮祥太朗(24)。R15+ということもありハードなシーンも多いなか、撮影は精神的にというより肉体的に大変だったんだとか。

「いちばんすごかったのは、前日の撮影が朝の5時に終わり1時間後の6時から翌日の撮影が始まったときですね。“あと少し待ってれば始まるじゃん”という(笑)」

 映画が好きでこの業界に入ったと言い切る間宮。

「非日常を映画で追体験したいという部分があって。だからひとりの観客としては、今回のように殺すか殺されるかの葛藤のような、ギリギリのせめぎ合いが繰り広げられるようなものが好きですね。
 あ、もちろん明るい映画も見るので安心してください(笑)」

 バイオレンスな描写が多々あるが、間宮自身、最近痛い目にあったことは……?

「えぇ~いつだろう……。あんまりないかもしれないです。そもそも痛いことに気づかないというか、鈍感なんですよね」

 実は性格上、かなりサバサバした一面も!?

生きていれば、人に裏切られたりすることって絶対あるじゃないですか。でも僕はそういうことをされてもあまり痛みを感じないんです。“あ、そうですか”みたいな。自分とその人をつなぎとめているものに、相手がわざと切り込みを入れるようなことがあれば、つらい思いをしてまでつながずに、自分からスパッと切ってしまいますね」

 ドラマに映画にと忙しいなか、最近の楽しみは、

「家でバラエティーを見ながら、ヘラヘラ笑ってるときが最高ですね。バラエティーに出させていただく機会もあるんですが、芸人さんに扱っていただきやすい俳優でいたいです。僕自身、芸人さんが大好きなので

間宮祥太朗は“やってあげちゃう”タイプ

「親友の(矢本)悠馬とはかなりの頻度で会ってますね。基本、悠馬がずっと乃木坂(46)さんの話をしていて。僕が聞いていようがいまいが、たぶん、あいつは話すことで満足してんじゃないかな(笑)。

 よくご飯に行く(成田)凌もそうなんですけど、2人とも“何を頼んだらいいかわからない”って言ってメニュー見ないんですよ。“ちょ、俺わからんから決めてや”みたいな。特に凌はこっちから遊びに誘ってあげないと全然動かないですし(笑)。あいつらは僕が全部やってあげないとダメなんです」

映画『全員死刑』(c)2017「全員死刑」製作委員会

<出演情報>
『全員死刑』 2017年11月18日(土)全国ロードショー
配給:日活/東京テアトル