2月16日に都内の映画館でドキュメンタリー映画を鑑賞した眞子さまは笑みを見せられた

「2月16日、秋篠宮ご夫妻と長女の眞子さまは、東京都千代田区内の映画館を訪れ、東北の被災地で生きる人たちを描いたドキュメンタリー映画の試写会に出席されました。

 結婚延期の発表以降、初めて親子3人で公の場にお出ましになったのですが、どこかぎくしゃくしている雰囲気が見受けられました」

 そう話すのは、現場に居合わせた皇室担当記者。

 親子関係がうまくいっていないと感じられたのは、2月初旬に発表された“結婚延期”が関係しているのだろう。

2月6日に宮内庁で急きょ行われた宮務主管会見で、眞子さまと小室圭さんの結婚に関わる儀式などのスケジュールを'20年まで延期すると発表されました。

 同時に公表されたおふたりの“お気持ち文書”では、延期の理由は“時間的余裕がないため”と主張されていますが、記者の間では“週刊誌報道”が関係しているとみています」(同・皇室担当記者)

 昨年12月に『週刊女性』が報じた圭さんの母・佳代さんが抱える「借金トラブル」。

 彼の大学の入学金や授業料、アメリカ留学費用、小室家の生活費など計400万円超を元婚約者に工面してもらっていたのだが、'12年9月の婚約解消後に元婚約者が返金を求めるも、小室さん親子は“贈与”だと主張しているのだ。

 この記事が世に出たあと、圭さんは何度も秋篠宮邸を訪れ、宮内庁サイドにトラブルの詳細を説明していたのだが、実は、1月20日には事態は“決着”していたという。

圭さんは1月6日、13日、14日、19日に秋篠宮邸を訪れていて、19日だけは佳代さんも一緒でした。その翌20日に、紀子さまと眞子さまが皇居を訪れたあとは、2月2日の両陛下と秋篠宮ご一家の食事会まで小室さんや眞子さまに動きはありませんでした。

 その状況から考えると、1月20日に結婚延期が決まった旨を両陛下に報告し、それ以降にお気持ちを記した文書を作成していたと思われます」(秋篠宮家に近い人物)

 20日に“完全決着”した以降に作られたというおふたりの“お気持ち文書”に関して、宮内庁サイドの関与はなかったのではと皇室ジャーナリストが推察する。

「宮内庁は延期の事実と文書を発表するだけの役割で、秋篠宮家は、両陛下に相談して文書を推敲された可能性が高いです。というのも、眞子さまの文書の中にあった“充分”という言葉は美智子さま独特の表現なのです。宮内庁の文書では普段は“十分”と使われることからも、今回の文書を美智子さまが“添削”された可能性があります」

 眞子さまを幼いころから可愛がっておられた美智子さまは、初孫のために心をくだかれたのかもしれない─。

 “前代未聞”の「延期」によって、宮内庁でも想定外の対応に追われているという。

来年5月のお代替わりで秋篠宮さまが皇嗣殿下になられるに伴い、秋篠宮家に配置される職員が増えるので、秋篠宮邸を改修する予定です。

 現在、改修期間中に、ご一家がお住まいになる“御仮寓所”も設計しています。 

 しかし今秋予定されていたご結婚が延期になったので、御仮寓所に眞子さまのお部屋を急きょ用意することになり、ある程度できていた設計を変更せざるをえなくなりました」(宮内庁関係者)

2月14日に歌舞伎を鑑賞された両陛下。美智子さまは“お気持ち文書”を添削された?

 宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、女性皇族の“結婚”にも影響があるのではと話す。

「皇族方は“結婚相手は慎重に選ぶ”という意識を以前からお持ちでしょうが、今回の件で、その意識がより高まった可能性はあるでしょう。

 さらに、小室家の借金トラブルをはじめとするプライベートな情報まで週刊誌が報道したことで、今後の女性皇族の嫁ぎ先となる一般家庭側が、結婚をためらうことにつながるかもしれません」

 想定外の延期で関係各所に影響を及ぼすことになりそう。

借金トラブルの当事者は今、何を思う

 一方で、日本中に衝撃が走った結婚延期の要因になったと囁かれる借金トラブルの当事者・竹田さん(仮名)はいま何を思うのか。

 今回、初めて竹田さん本人が重い口を開き、胸の内を語ってくれた。

「今回のような結婚延期や、もし今後、破談になったとしても、私はおふたりの結婚に関してとやかく言う立場ではありません。

 私は当初から、おふたりの結婚を邪魔したい思いはありません。ただ、貸したお金を返していただきたいという気持ちがあるだけです。いまだに小室さんや宮内庁からは、いっさい連絡はありません」

 佳代さんとの婚約解消を決めた大きなきっかけは、圭さんの留学費用を貸したときだったという。

ICUの授業料や留学費用、生活費が竹田さんから佳代さんに振り込んだ明細(友人提供)

「いちばんあきれたのは、圭くんの留学費用として200万円を貸したときです。

 当初の佳代さんは、“留学するために銀行口座に200万円以上あることを大学に証明しなくてはならない。一時的に送金してほしい”と言っていました。

 一時的にと言うので、残高証明を取ったらすぐに返してくれるものだと思っていたのに、その後“やっぱり生活が苦しいから、お金を使わせてほしい”と。

 しかも、圭くんが留学中にスペインに渡航することになった際、佳代さんは私に断りもなく、貸した200万円からスペインへの旅行代を捻出したんです。

 あとで知人からICU(国際基督教大学)の留学費用は100万円ほどでまかなえると聞いて絶句しました」(竹田さん、以下同)

 一部では、佳代さんが宮内庁サイドに“騒動をおさめるためにも皇室でお金をサポートしてもらえないか”と要求したと報じられた。

 つまりは、国民が払った税金を自分の借金返済にあてようとしていたということ。にわかには信じられない話だが、竹田さんは“彼女なら言いかねない”と話す。

その話が事実かどうかはわかりませんが、佳代さんなら言いかねないと思います。

 私の場合とまったく同じで、彼女は自分でお金を工面する努力はせず、誰かに頼ろうとする方なんです。

 私はお金を返してほしいという気持ちが一番ですが、皇室が用意したものではなく、小室さんたちが汗水たらして働いたお金で用意するのが好ましいと思っています

 最後に、圭さんに対する今の率直な思いを、竹田さんに聞いた。

7月19日の朝7時ごろに都内の法律事務所へ出勤する小室圭さん(右)と、その約20分後にSPとともに自宅マンションを出た佳代さん

「一時期は、圭くんのことを本当の息子のように可愛がっていましたし、複雑な気持ちはあります。

 私から何か言うとすれば、ふたりとも“親離れ”“子離れ”をしたほうがいいですね。

 圭くんは母親にコントロールされているようなイメージがあり、彼女の言うとおりに行動してしまう。職業選択や恋愛、結婚などに関しても、圭くん本人が決断してほしいと言いたいです」

 眞子さまとの結婚に関して今後、圭さんはどんな“決断”を下すのだろうか。