西川貴教

 よくある熱愛・交際報道が思わぬ展開に。

 先日発売の『フライデー』(3月9・16日号)で報じられた、西川貴教と長身美女のホテル密会。同誌の記事では女性が何者なのか明らかになっておらず、読者やファンは非常に気になっていたところだ。しかし、雑誌の発売後に報じられた一部スポーツ紙のネットニュースによれば、この美女がフリーアナウンサーの伊東紗冶子だという。

 しかし伊東の所属事務所も本人も何も語っておらず、ネットニュースの真偽のほどは明らかでなかったのだが、ここにきて驚きの事実が発覚。

 伊東の母親と思われる人物が、自身のブログを更新し、そこで娘の起こした騒動を謝罪すると同時に、西川のことを激烈に非難しているのだ。

伊東の母親は、大阪で江戸時代から続く老舗質屋の社長です。なかなかのやり手で、質屋以外にも手広く事業をやっています。わかりやすい“浪花のおばちゃん”です(笑)」(在阪テレビ局関係者)

 このお方、成人した娘の行動に対して、

《伊東家始まって以来の恥さらしで先祖に申し訳ない》

 と、なんとも時代錯誤なことを述べているが、西川に対してはもっと厳しい言葉を並べている。

《しかもまったくリッチじゃない……シティホテル(笑)情けない》

《だいたいこの相手の方、どこの誰だか私はまったく知りません。一言の侘びも挨拶もこの雑誌が出た今でさえ一切ありません。社会人として終わっています》

 いろいろと突っ込みを入れたくなるが、これにはネットでも、

「シティホテルじゃなきゃどこならいいんだ?」

「西川のどこが社会人として終わっているんだ?」

 などと様々な意見が飛び交っている。

 ちょっと話はそれるが、週刊誌で報じられる芸能人の交際で、相手が一般人の場合はあえてプロフィールを明らかにしないときがある。しかし、実はその相手が芸能人だったなんていうケースも……。

それはその人物のメディアでの露出が少なく、認知度が低いため、取材する側も特定にてこずるからです。昔は完全に特定できるまで基本的には記事にはしませんでした。それは記者としての矜持(きょうじ)があったこともひとつの要因でしょう。

 しかし最近では、ネットも発達し、情報の動きが格段に早くなったことで、先を越されるリスクが増えました。今は相手が何者かわからなくても、面白いタイトルが付けられるのであれば、撮れたものは即掲載ですね」(写真誌記者)

 報道が出た後に、ネットで特定されることはよくあるが、身内によって事実が明らかになるというのは前代未聞のこと。

 そもそも、西川より伊東の方が“どこの誰だか知りません”という人は多かったと思われる。しかし、この強烈なキャラクターのお母さんが登場したことで、ありきたりな交際報道が一気にネット民をざわつかせることになった。

 これで伊東は全国区。娘を叱責しているが、結果は援護射撃になった⁉

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。