(上段左から)堤真一、明石家さんま、松本潤、織田裕二、星野源(下段左から)松嶋菜々子、大竹しのぶ、井上真央、鈴木保奈美、新垣結衣

 現在放送中の木村拓哉主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の6話、7話でゲスト出演を果たしたのは月9『ロングバケーション』(フジテレビ系)以来、22年ぶりの共演となる山口智子。“元夫婦”役を演じたふたりには、放送後も反響の嵐が巻き起こった! 

 そんな夢があふれる「再共演してほしい!」男女を40代~60代の女性を中心に聞いてみました。“もう1度見たいドラマカップル”ランキングを発表しちゃいます!

 2月22日放送の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)を見た女性たちは歓声をあげたことだろう。

「『BG』で木村拓哉さんは民間のボディガードを演じています。年齢相応のちょっと疲れたおじさんで、バツイチという設定。元妻について最初は何も明かされていなかったんですが、第6話で山口智子さんが登場。’96 年に放送されたドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)以来の共演ですから、当時見ていた人は思い入れがありますよね」(テレビ誌ライター)

『ロンバケ』は「月9」最盛期と言われた’90 年代作品で、平均視聴率が29・6%を記録した大人気ドラマ。瀬名と南の切ない恋模様に多くの女性が涙した。

『ロンバケ』のラストを思い出しました。ウエディング姿で教会まで走っていったふたりが、『BG』では、6年前まで結婚していた元夫婦役なんてビックリ! あんなに好きだったのに別れたのかよって(笑)」(40代/営業)

 制作側も話題性を狙っていたようで、視聴者へのサービス展開も。

「ただ共演するだけでなく、『ロンバケ』の名シーン“キスしよっか!”を彷彿とさせるようなシーンもあって、もう最高!!」(50代/事務職)

 ドラマ黄金期のロマンスを蘇らせたいと思う視聴者はたくさんいるはず。そこで、もう1度見たいと願っているドラマカップルについてアンケートを行ったら、1位に輝いたのは『花より男子』(TBS系)の松本潤と井上真央! ん!? 予想したより新しめの作品……。

バラエティーに出ているときも、役以上に仲のいい2人の姿がステキ。信頼関係も深いんだなと思いました」(50代/主婦)

「何しろお似合いの2人だと思えたから」(40代/主婦)

 ’05 年の放送後に2人の熱愛が報じられ、ついついドラマを実生活に重ねて見てしまった人もいるはず。

 第2位は『東京ラブストーリー』(フジ系)の織田裕二と鈴木保奈美。「カンチ、セックスしよ!」のセリフが話題となり、平均視聴率は22・9%。

「素敵な恋物語だったし、小田和正の主題歌『ラブ・ストーリーは突然に』も大好きでした」(50代/主婦)

2年前に25年後のエピソードがマンガになっていたので、ドラマ化してほしい」(40代/飲食店勤務)

 第3位の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)は、放送されてからまだ1年半しかたっていない。

「星野源と新垣結衣が息ぴったりで、本当にお似合いでした。“ムズキュン”な展開をまた見たい」(40代/主婦)

 第4位も新しい。’16 年の冬ドラマ『ダメな私に恋してください』(TBS系)のディーン・フジオカと深田恭子。

最終回の2人がかわいい! その後が超気になってます!」(50代/主婦)

「ディーンさん演じる黒沢主任がドSなのに実は優しくてギャップ萌え」(40代/主婦)

 この2作は、もう1度見たいカップルというより、単に続編期待ということでは?

 第5位にようやく『ロンバケ』が登場。

恋愛ドラマの鉄板。これがキムタクの全盛期だと思います」(50代/自営業)

 本当に、あのころのキムタクは無敵だった。

 第6位は同数で2作。まずは’00 年の月9『やまとなでしこ』(フジテレビ系)の堤真一と松嶋菜々子。

「身分違いの恋に落ちる堤さんと松嶋さんがあまりにもはまり役。MISIAの主題歌もよかった」(40代/事務職)

 もう1作は“元祖トレンディードラマ”、’86 年の『男女7人夏物語』(TBS系)の明石家さんまと大竹しのぶ。

主演の2人が実際に結婚するなんて、ドラマみたいな展開。さすがに今となっては続編は無理かな~」(50代/主婦)

 離婚はしたものの、さんまはバラエティー番組でよく元妻をネタにしているから、案外、可能性があるかも。

 8位は’93 年の野島伸司ドラマ『高校教師』(TBS系)の真田広之と桜井幸子。

「当時は女子高校生で、教師と生徒の恋に憧れた。おじいさんとおばさんになった2人の“年の差カップル”も見たい!」(60代/主婦)

 9位は’95 年の『愛していると言ってくれ』(TBS系)の豊川悦司と常盤貴子。聴覚障がい者の画家と女優の卵のもどかしい恋を描いた。

「ミステリアスな雰囲気のカップル。実在の人物のように思え、毎回号泣でした」(50代/主婦)

 何度か共演しているのが木村拓哉と松たか子だが、その中で10位に滑り込んだのが’97年の『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)。

「青春時代の恋愛ドラマ。キュンキュンするシーンが多すぎ!」(40代/主婦)

期待を高める共通点とは?

 連ドラ全盛期の’90 年代作品ばかりになるかと思ったら、最近の作品もランクイン。

 ドラマウォッチャーの田幸和歌子さんは、テレビドラマの置かれている環境の変化が影響していると話す。

「昔は視聴率が20%を超えるということが普通にあり、毎日なにかしらドラマを見ていました。今は恋愛ドラマも少なくなっているからこそ、好きになるとハマり度もより一層強くなっているのかも」

 期待の高いドラマカップルには共通点があるという。

山口智子さん、常盤貴子さんは結婚、鈴木保奈美さん、松嶋菜々子さんらはさらに出産を経験。恋愛とは違う別のステージに行ってしまった後を見たいのでしょう。さらに露出を控えているため、いいイメージをちゃんと保っているというのも大きいのでは。あのころの美しい思い出がキープされているというのも得票に関係しているのだと思います」(田幸さん)

 もうひとつは、今では共演が難しくなった組み合わせ。

「明石家さんまさんと大竹しのぶさんの共演はなさそうですよね(笑)。『高校教師』の桜井幸子さんは儚くてかわいらしい印象を持った女優さんですが、すでに引退されています」(田幸さん)

 再放送すらできなくなっているのが『やまとなでしこ』。

「ストーリーがよくできていて、松嶋さんが全盛期の作品なのに、出演者の不祥事で放送NGに。“大好きなのに見られない”という状況も、再共演への期待を高めているのだと思います」(田幸さん)

 木村と山口の共演を望む声には、

「『BG』を見て懐かしくなったから」(60代/主婦)

 という理由も。続編があるとしたら、また別れている設定になっちゃうのかな!?

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