染谷と控室へ戻る玉森。朝7時入りでかなり疲れたのかあくびが出た玉森は、この後すぐ移動車に乗り込んだ

 3月中旬、連日の陽気がウソのように突然冷え込んだこの日、東京郊外のとある大学は、春休みにもかかわらず異様な熱気に包まれていた。

「今日の撮影、誰が来てるか聞いた? 玉森裕太クンだって!」(女子学生)

 来年公開が予定されている玉森主演の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』のロケが2日間にわたって行われていたのだ。

「東野圭吾原作の同作は、男女の三角関係を描く本格ラブストーリーで、2つの時間軸で物語が進んでいくSF要素もあります。

 玉森クンは映画化にあたって恋か友情かで悩む主人公の繊細な演技を表現すべく公式サイトで《コントロールできない感情みたいなものをどう表現するのか、この役は自分にとっての挑戦です》とコメントを寄せています。ヒロインには吉岡里帆さん、恋敵役

(左)春の設定のため薄着の吉岡里帆は終始ダウンジャケットを着用(右)衣装の白衣で現場に入る研究者役の染谷

に染谷将太さんと、いま旬の若手俳優たちが出演する来年度の注目作ですね」(映画ライター)

 

 豪華キャストが大学にやってくるとあって、大学職員たちだけでなく、この学校に通う学生たちも撮影の話題でもちきりだったそう。

「食堂で勉強をしていて、人が通ったなと思ったら玉森クンでした。目が合った瞬間ウインクされて、さすがスーパーアイドルだなと思いました」(目撃した女子学生)

 撮影2日目の気温はなんと5℃。当初は外ロケだったものの悪天候で予定が変更され、山に囲まれたキャンパスに雪が降る中、この日も大学構内で撮影が行われた。

「かなり細かくカットがかかっていて、同じシーンを繰り返し撮影していました。監督のこだわりに出演者は必死に食らいついていましたね」(エキストラに参加した女性)

 今作が初共演となる玉森と染谷。長時間のロケを通じてふたりはすっかり意気投合したようで、

「撮影の合間もよく、一緒にキャンパスを歩いていました。食事のときも隣の席に座ってお弁当を食べていましたね」(同・エキストラに参加した女性)

 ロケのウワサを聞きつけたのか、玉森ファンの姿もあったが、この日の彼はちょっとお疲れモード。

「連日の撮影のうえ彼は2日目は早朝入りでしたからね。かなり疲れていたようで、撮影の帰りはスマホをいじりながら、あくびをしていました」(映画配給会社関係者)

 撮影は4月まで行われる予定。寒暖の差が大きい日もあるけど、頑張っていい作品にしてほしい!