たけしとダンカン

 4月14日、2月に急性心不全のため急逝した、俳優・大杉漣さん(享年66)のお別れ会『さらば!ゴンタクレ』が東京・青山葬儀所で営まれていた。

「会には、ドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系)で共演していた田口トモロヲさんや松重豊さんのほか、多くの芸能関係者が参列していました。故人と親交が深かった草彅剛さんや木村佳乃さんは、涙ながらに弔辞を読み上げていましたよ」(スポーツ紙記者)

 さらに、最近ワイドショーを騒がせていたこの2人も足を運んでいた。

「ビートたけしさんとダンカンさんも会場に駆けつけていて、この会の終了後に約2分間だけ合流していたんです。2人が顔を合わせるのは、4月1日にたけし軍団が“独立騒動”に関する声明文を発表して以来のようでした。

 その8日後、軍団と対立していた『オフィス北野』の森昌行社長が同事務所の所属タレントに謝罪文書を発表し、騒動は収束したのです」(同・スポーツ紙記者)

 騒動が決着したあと、初めて顔を合わせただけに、関係者も彼らの動向を注目していたようだが、実はこんな“密談”を交わしていたというのだ。

「たまたま2人の近くにいたのですが、小声で何か話していました。

 よく聞いてみると、たけしさんがダンカンさんに向かって“(芸人の)基本給を上げなきゃな”と話しているのがはっきりと聞こえたんです」(参列した関係者)

 たけし不在の『オフィス北野』において支えになるのは、俳優や放送作家としてマルチに活躍するダンカンなのだという。たけしの話の“意図”を芸能レポーターが解説する。

そもそもの独立騒動の発端は、所属タレントの給料が低いことへの不満が爆発したことでした。例えば井出らっきょさんのように、地方に出稼ぎに行かなくては生活がままならない人もいたのです。

 そこでたけしさんは、このような騒動がもう起こらないように、新しい“大黒柱”になるダンカンさんに対して、タレントの基本給を上げるように“アドバイス”したのではないでしょうか

 弟子に語った“愛のレクチャー”で、たけし軍団の今後も安泰!?