5月16日の赤十字大会では美智子さまの所作を熱心にご覧になっていた

「皇太子さま(58)は5月下旬、1泊2日の日程で滋賀県で開催される“八大行啓”のひとつ、『「みどりの愛護」のつどい』に臨席されます。 

 雅子さまも同行が検討されているのですが、これが実現すれば、宿泊を伴う地方訪問は昨年11月ぶりとなります」(皇室担当記者)

 今年9月には、皇太子さまとご一緒にフランス訪問も検討中とのことで、お仕事に奮闘されている様子の雅子さま。

 5月16日には、都内で行われた『全国赤十字大会』に美智子さま(83)や各宮家の妃殿下とともに15年ぶりに出席された。

「この大会は、日本赤十字社名誉総裁の皇后さまが医療やボランティアなど赤十字活動に貢献した個人と団体に章を授与されるもので、美智子さまにとって思い入れがお強い公務のひとつです。

 式典が終わって退席する途中、会場内の人々が見ている前で、雅子さまの腕に触れながら笑顔で言葉を交わされていたのです。“来年からよろしくね”と言わんばかりの行動に驚きました。

 昨年は急性扁桃腺炎のために欠席した雅子さまですが、今回が美智子さまの最後のご出席ということで、“引き継ぎ”という意味あいがあったのは間違いないでしょうね」(東宮職関係者)

 さらに、明治時代から歴代の皇后に引き継がれてきた「養蚕」の作業を雅子さまが継承されることも決定。13日には皇太子ご一家が、皇居にある蚕の飼育施設を訪れて美智子さまから説明を受けるなど、来年5月1日のお代替わりに向けて、着々と準備が進んでいるようだ。

皇太子さま・秋篠宮さまとの“三者会談”

 皇太子さまと秋篠宮さま(52)も、“お仕事”に関する話し合いを進められていて、月に1度のペースで陛下を含めた“三者会談”が皇居で行われている。

「5月11日にも三者会談が行われ、来年以降の公務に関する話し合いも当然、行われたことでしょう。

 秋篠宮ご夫妻は、皇太子ご夫妻が担われてきた『宮中祭祀』も引き継がれる見通しです。しかし秋篠宮さまは、13もの総裁職を務められているので、皇太子さまのお仕事を引き継ぐにあたり、“公務分担”という選択肢も検討されていると聞いています。

 例えば、お代替わり後の八大行啓を現在の皇太子さまと秋篠宮さまが分担してこなされるといったことです」(同・東宮職関係者)

 男性皇族方が次世代皇室のあり方を話し合われる一方で、女性皇族方にも今後の“懸念事項”が存在するという。

紀子さま(51)は、長女・眞子さま(26)と婚約者・小室圭さん(26)の結婚延期問題の行く末に頭を悩まされているほか、小学6年生の長男・悠仁さま(11)の“お受験問題”も抱えています。

 紀子さまは、かねてから“未来の天皇陛下”である悠仁さまを東大に入学させることが“悲願”だと言われていて、中学受験も視野に入れられているそうです」(前出・皇室担当記者)

 来年5月以降は、“皇太子待遇”となる秋篠宮家は、職員も大幅に増員される予定なのだが、実情はあまりうまくいっていないようだ。

「かねてから人員不足が否めなかった秋篠宮家ですが、昨年末に私的に雇っていた職員が数人辞めてしまったそうなのです。

 紀子さまは職員に求めるハードルが高いうえ、出席予定の公務のお召し物を決めるのが時間的にぎりぎりになってしまうなど、お付きの方々も翻弄されているんだとか。

 さらに今春、新たに13名の職員増員計画が発表されていましたが、まだ完全に補充されていないそうです」(秋篠宮家関係者)

 責任感の強い紀子さまは、“焦り”を感じていらっしゃるのかもしれない……。

 そんな中、美智子さまから皇后を引き継ぐ雅子さまにも、「課題」があるというのは、とある皇室ジャーナリスト。

「皇室にとって特に大切な行事だといわれる『宮中祭祀』です。国家の安寧や五穀豊穣を祈り、皇室の祖先を祭る伝統神事なのですが、雅子さまはこれまでほとんど参加されていません。

 複雑な手順を踏むだけではなく、『十二単』という重い装束をお召しになったり、匂いの強い油で整えた髪型の『おすべらかし』にするには長い時間を要します。

 療養中の雅子さまにとって負担はそうとうなものだと推測できますが、皇后となられるにあたりクリアしなければならないものでしょう」

 雅子さまが『適応障害』の療養に入ってから出席された宮中祭祀は、'09年1月に行われた『昭和天皇二十年式年祭の儀・皇霊殿の儀』、'16年4月の『神武天皇二千六百年式年祭の儀・皇霊殿の儀』の2回。1年に約20回もある祭祀のハードルは高そうだ。

欠席しにくい『天皇の即位儀式』

'90年11月の即位礼の儀式で御帳台にのぼられた美智子さま

 宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、来年10月に行われる重要な儀式『即位礼正殿の儀』に関してこう話す。

『即位礼正殿の儀』は、新天皇が即位を宣明する“高御座”、新皇后が“御帳台”にのぼります。一連の即位儀式の中心となる儀式で、国民は生中継で見ることができるでしょう。天皇・皇后や皇族は古式ゆかしい装束姿で臨みます。

 皇后となる雅子妃殿下はいわゆる十二単で髪はおすべらかしという『宮中祭祀』と同様のお姿になるわけですが、慣れておられないでしょうから、ご負担は大きいでしょう

 現在は京都御所・紫宸殿に保管されている高御座は、奈良時代以降の天皇の即位儀式で使われてきたもので、高さが約6・5メートル、重さは約8トン。

 御帳台は高御座とほぼ同じつくりで大きさがひと回り小さいのだが、この儀式は“費用面”で欠席しづらいものだという。

「『即位礼正殿の儀』に雅子妃殿下が絶対に出席しなければならないというわけではありません。しかし、高御座と御帳台は京都御所からの移送と修繕費用で約5億円かかりますので、なんとか出席していただきたいですね。

 前回の例でいうと、この儀式が終わると、その日に『祝賀御列の儀』と『饗宴の儀』の1回目があり次の日から『饗宴の儀』が3日間6回、『園遊会』、『一般参賀』などが続きますので、この時期のご負担はそうとう大きいものになります」

 日本中が注目する来年5月のお代替わり。雅子さまは、どんなお姿を私たちに見せてくれるのだろうか─。

*記事内容に一部誤りがありましたので、修正しました(2018年5月23日17時07分)