鈴木京香

「文字の神様が、降りてきたわ……!」

 決めゼリフとともに、事件現場に残された文字や被害者の筆跡から推理する文字フェチ刑事を演じる鈴木京香と、一人称が“自分”の肉体派刑事を演じる波瑠の凸凹コンビが、未解決事件を解決していくミステリードラマ『未解決の女』(テレビ朝日系)。

 実はこのドラマ、見覚えのあるメンバーが集まっていることに気がついている人も多いのでは。

「主演の波瑠さんと工藤阿須加さん、山内圭哉さんは、'16年の『あさが来た』、遠藤憲一さんと鈴木京香さんが'17年の『わろてんか』、沢村一樹さんが同じく'17年の『ひよっこ』と、NHKの朝ドラに直近で出演したキャストが固まっているんです」(テレビ誌ライター)

波瑠は京香にべったり

 偶然にしてはキャスティングに偏りがあるようにも感じるのだが……。しかし、この戦略はあながち間違いではない。

「昨今のテレビ朝日系のドラマは、医療モノや刑事モノなどの重厚かつ好調な作品が多く、視聴者の年齢層も高めになっています。必然的にNHKの視聴者層とかぶってくるので、キャスティングは狙いどおりではないでしょうか」(芸能プロ関係者)

 撮影の合間には、バディを組んでいる鈴木のそばに波瑠はしょっちゅう駆け寄っているようで、

「いつも京香さんの近くに波瑠さんがいますね。どちらかというと、波瑠さんがベッタリって感じです。“京香さんは休みの日、何をしてらっしゃるんですか?”“本を読んだりしますか?”などと、矢継ぎ早に繰り出される波瑠さんの質問に、京香さんが“そうね~……”と答えています。優しいお姉さんと、お姉さんが大好きな妹って感じです」(制作会社スタッフ)

 もちろん、2人は掛け合いのシーンの打ち合わせにも余念がない。

「毎回、少しケンカ腰っぽくなるのですが、少しでもコミカルになるように間の取りかたやイントネーションなどをいろいろ話し合っています。京香さんがアドバイスしてあげたり、波瑠さんが相談したりという感じですね」(同・制作会社スタッフ)

 ドラマでは凸凹コンビともいえる2人だが、現実には、すでに息がぴったりのようで、

「京香さんが、波瑠さんを食事に誘ったりプライベートの相談に乗ったりと、嫌な顔どころか、優しい顔で本当に丁寧にケアしていますね。“座長”を立てているという感じですね。

 波瑠さんは、やさしい京香さんのことを“マリアさまみたい……”と本当に慕っていますよ」(同・制作会社スタッフ)

 ドラマでも、最終話までに名バディになれるのか注目です!