木梨憲武

「最近の木梨さんは、主演映画『いぬやしき』の宣伝でテレビやイベントなどに出ずっぱり。そこでも、とんねるずの芸風ともいえる“破天荒さ”をいかんなく発揮していますね(笑)」(スポーツ紙記者)

 このところ、連日メディア露出を続けている木梨憲武。5月初旬にVTR出演した『スッキリ』(日本テレビ系)では、

「インタビューを受けていたのですが突然、映画のパネルに飛び込み、地面に倒れ込んだんです。起き上がるとスタジオに向かって“どこを強く打ったでしょう?”と、クイズにしていました。みなさん“驚き笑い”といった感じでしたね」(同・スポーツ紙記者)

 4月中旬に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、映画の主人公の“ジジイ”こと犬屋敷壱郎に扮し、抽選で選ばれた1名に1時間1000円でレンタルされるというロケ企画に挑戦した。ここでも“木梨節”全開の大暴れだったようで……。

主演映画『いぬやしき』は、ベルギーで行われた映画祭でグランプリを獲得

「抽選で当たった男性が木梨さんと自由に過ごせるという内容だったのですが、“せっかくなんで”と、実家のある木梨サイクルに行くことに。喫茶店で頼んだコーヒーや男性のために選んだスーツの支払いを“男気じゃんけん”で決めるなど、ロケは木梨さんのペースで進んでいきました」(フジテレビ関係者)

 その後、依頼者の願いであるゴルフレッスンを終えると、突然お気に入りだというそば店に電話をかけ始めたという。

「本来、台本の予定にはなかった行動なのでスタッフも驚いたそうです。そのまま木梨さんは“今から行くわ!”と、ロケ先を変更。番組が押さえていた別の飲食店は急きょキャンセルすることになったそう。そば店は撮影NGだったのですが、そのまま店に突撃したんだとか」(同・フジテレビ関係者)

「ノリタケだけど」本人自ら交渉開始

 強行突破に出た木梨だが、カレーうどんをすすると「これ最高でしょ! ……最高!」と、繰り返すのだった。

 彼が訪れたという『さか本 そば店』の店主、秋山平太郎さんに話を聞いてみると、

「お店に直接“木梨事務所のものですけど”とマネージャーさんから電話がきました。今から行っていいですか? と聞かれ、“今は店番の女の子もいないのでキツいです”と言ったんですが、“ノリタケだけど……”と木梨さんの直談判が始まったんです」

 ランチタイムを前にした時間帯であったが、ロケの交渉は続いた。

「“2人でカレーうどん食いに行くから”ということで来られたのですが、結局スタッフさんも含めると15人くらいいましたよ(笑)」(秋山さん)

 地元の先輩・木梨の印象を聞いてみると、

「今も地元を盛り上げてやろう、という気持ちがあるのでしょう。ありがたいですよ。うちはそば屋なのですが、店に来るときは決まってカレーうどんとご飯。これだと決めたらこだわるタイプなんでしょうね」(秋山さん)

 こんな自由な大人に、ワタシもなりたい……。