加護亜依

 元「モーニング娘。」の加護亜依(30)が、12年ぶりにハロー!プロジェクトのコンサートに出演することが公式サイトで発表された。

 出演するのは『Hello! Project 2018 SUMMER』の8月25、26日開催の東京・中野サンプラザホール公演。ハロプロ20周年を記念して、OGが各公演にゲスト出演するが、両日は鈴木愛理や保田圭、吉澤ひとみらとの共演が実現することになる。

 加護は2006年、当時17歳で喫煙している姿を報じられ謹慎。さらに翌07年に2回目の喫煙問題で事務所を解雇されて以降、古巣との共演が一切できなくなった。

 その後も移籍先事務所とのトラブル、妊娠、結婚、夫の逮捕、離婚など様々なトラブルで、テレビ番組などでは “出演NG” が業界の常識となっていた。

「今年はモーニング娘。20周年で、初期メンバー5人のコラボを復活させてメジャーデビュー曲『モーニングコーヒー』を披露したり、音楽系バラエティ番組でも話題になるなど、事務所サイドも様々な仕掛けをしています。そこで、加護との共演タイミングも計画されていました」(テレビ関係者)

2つの懸念材料

 “事件”から12年、30歳となった今なら、もう大丈夫なのだろうか?

「ハロプロも戦々恐々なのは事実です。何が起こるかわからないのが加護亜依ですからね(笑)」(事務所関係者)

 懸念材料としては、離婚した元夫のA氏が、何度となく逮捕を繰り返している点だ。

3か月前にも4度目の逮捕があり、当時も復帰に向けた話をしていましたから、加護の長女の父でもありますし、“どうなるんだ”と関係者も冷や汗をかいたそうです。

 ハロプロを解雇されてから所属した事務所とのトラブルも懸念材料ですね。契約上のトラブルでもあり、当時も大きく報道されましたが、その事務所社長は当時から『今後、加護が普通に復帰するようなことがあれば、事務所との契約書なんて意味がないということになる。ならば彼女が完全にアウトになる話がありますから』と断言していましたから、復帰コンサート報道でどうなるのか。

 まったく気が休まりませんよ。そういうリスクが高いからこその、この12年なわけですから。今回の復帰劇で新たな展開が始まるかもしれないですよ」(前出・事務所関係者)

 計画の中では辻希美(31)との人気ユニット『W(ダブルユー)』復活もあったというが、今回は辻の第4子妊娠で計画はいったん中止に。

 今後、加護にトラブルがなく、ハロプロと良好な関係が続けば、Wがステージで共演する日も来そうだが、その日まで何事もないことを祈るばかりだ。

<取材・文/宮崎浩>