お母さんのシンシンが食べている竹に興味津々のシャンシャン。“竹食”生活もそろそろか? 写真提供/毎日パンダ

 上野動物園生まれの赤ちゃんパンダ、シャンシャン(香香)は、6月12日に1歳の誕生日を迎えた。いまなおフィーバーは続いているけれど、それ以前から、上野動物園に日参してパンダの魅力を発信し続ける人がいる。人気ブログ『毎日パンダ』を運営する高氏貴博さんだ。

「シャンシャンの両親であるリーリーとシンシンが来日したのは2011年。仕事の合間に、軽い気持ちで入園したところ、最初に目に飛び込んできたのが鏡餅のようなお尻。“あのでっかいお尻は何なんだ!?”と衝撃を受けました」

 そして、仕事で使っていたカメラを持ち出し、毎日撮り続けることを決意したのが『毎日パンダ』の始まりだ。以来、1日も欠かさずパンダ舎に通っている。

「丸くてフワフワしたものが好きなんです。昔はウサギを飼っていたり、北海道のマリモを育てたりしました。パンダは丸くてフワフワそのもの。ガツガツしたところがなく、顔も動きも、その姿も、平和でユルくて大好きです

 そんなパンダウォッチャーの第一人者に、シャンシャンらパンダファミリーの暮らしぶりを聞いてみた。

「1日中、寝て起きてを繰り返すだけの“食っちゃ寝”生活そのものです。それでも、朝と夕方は比較的活発に動くので、動いているパンダを見たいならこの時間が狙い目です」

 のんびり生物であるパンダでも、えさの時間はやはりイキイキ。写真を撮る絶好のチャンスだ。

一般公開直後のシャンシャン。木登りしたりと活発な性格のよう 写真提供/毎日パンダ

「パンダの主食は竹。えさ場を争う生存競争の中で、ライバルのいない竹藪(たけやぶ)を生活圏としてきたから、食べるようになったと言われています。リーリーとシンシンは大人なので、前足で器用に竹を持って食べます。でも、シャンシャンは乳歯から永久歯に生え変わる最中で、離乳の真っただ中。ちょっとリンゴをかじってみたり、お母さんのマネをして竹を噛(か)んで遊んだりするのが可愛いです

 まだ赤ちゃんとはいえ、シャンシャンには好奇心旺盛でおてんばな女の子の性格が垣間見えるという。ママのシンシンは自由奔放ながら子育てをしっかりこなして頼もしい。パパのリーリーはおとなしくて穏やかだ。

「両親の相性もいいし、次の赤ちゃんも確信しています。双子が生まれるのでは? なんて、勝手に予測して楽しんでいます(笑)」