ベビーカーで買い物に出かける堀北真希さん(18年6月)

「つい最近も、知人経由で堀北真希(29)本人に接触をして、芸能界に復帰する気がないか探りを入れたようです。即答で考えられないとバッサリだったようで、元所属事務所の幹部も溜息をついていました」(事務所関係者)

 堀北真希さんの夫である山本耕史(41)が、制作発表やイベントになると必ず取材で聞かれるのが妻の現状だ。

 先日行われた着物ショーでは、司会者からもプライベートで着物を着るか聞かれた流れで「(奥さんが)買ってきたのか前から持ってたのかわかりませんが、浴衣を着て『これどう?』なんて言ってきました」とリップサービス。

 さらに司会者から「なんて答えたのですか?」と聞かれ「素晴らしいよ、と(言いました)と、はにかんでみせたことが、ニュースとして大きく取り上げられた。

「もちろんオフィシャルの司会者ですから、事前に質問内容は決まっています。山本さんも着物メーカーに気を使って、マスコミがニュースにしやすいように話しているんです。

 着物メーカーもそういう計算があるから山本さんを呼ぶわけですが、堀北さんのエピソードを話すだけで、これだけの威力がある。彼女の魅力が色あせていない証拠とも言えるでしょう」(広告代理店)

「堀北真希」という看板目当て、と思われるような仕事は、山本も辛いところだ。

同じ事務所の桐谷美玲にも影響か

 それだけ復帰を期待している広告関係者も多く、何より元所属事務所にとっては、冒頭の復帰確認のように、他の事務所からの復帰だけは避けたい事情もあるのだという。

「堀北は、休業ではなく退所の道を選びました。同じ事務所の桐谷美玲(28)が入籍するとき、事務所は何度となく“活動休止だけはしないでくれ”と、交換条件のよう念押ししていたそうです。

 堀北が抜けた穴は大きく、事務所側は黒木メイサ以上に桐谷に依存している状態が続いていたんですよ」(前出・事務所関係者)

 山本耕史との交際、そして入籍と引退はどれも“電撃”だった。事務所を押し切る堀北さんの姿を間近で桐谷も見ていただけに、事務所が桐谷の結婚について慎重になるのも無理はない。前出の事務所関係者が続ける。

「桐谷は、入籍を認めてくれなければ事務所を辞めますというぐらいの勢いだったようです。彼女に抜けられると困る事務所と、桐谷とのパワーバランスもおかしくなり、ワガママがエスカレートしないかピリピリしているようです」

 他の事務所で復活される前に、なんとか堀北さんに復帰してもらいたいのが元事務所の本音のよう。

 しかし、2016年に出産したばかりで大好きな育児に専念している彼女の復帰は、まだまだ難しいと言わざるを得ないだろう。

<取材・文/宮崎浩>