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 体調不良による芸能活動の無期限休止が発表されたのは、8年10か月も前のこと。往年のファンは、中森明菜の“完全復活”を待ちわびている。

「現在も実質的には芸能活動は休止中といえる状態ですが、'16年末に7年ぶりとなるディナーショーを開催しました。

 '17年末のディナーショーでは、前年より規模を拡大し、14都市で計18ステージを披露。チケット代は5万円という高額だったにもかかわらず即日完売。追加席が売り出されましたが、そちらもすぐに売り切れました」(レコード会社関係者)

 '17年のディナーショーのタイミングでは、デビュー35周年を記念するオリジナルアルバムとカバーアルバムが同時発売された。これを機に復活が期待されたが、

「アルバムとディナーショー以外の活動は、やはりありませんでしたね……。チケットは争奪戦となりましたし、ディナーショーのタイミングに合わせてテレビに出演してくれたら、彼女に直接会えなかったファンも喜んだと思いますが、なかなかそこまでは難しいようでした」(同・レコード会社関係者)

会報にファンは落胆

年に1回のディナーショー以外で、ファンと明菜をつないでいるのは、ファンクラブ会員に向けて年に3回、不定期で発行する会報だ。

「ページ数も少なく、最近の明菜さんの写真などもありませんが、毎回、彼女からファンに向けたメッセージが掲載されています。彼女の直筆を印刷したもので、すごく特徴的な字で可愛いんです(笑)。生歌を聴けるディナーショー以外で明菜さんの“声”を聞けるのはここだけなので、ファンは毎号楽しみにしています」(明菜ファンの女性)

 しかし、8月上旬に会員に届いた会報には、ファンを心配させ、また落胆させるメッセージが綴られていた。

「最新号の明菜さんのメッセージは、《さみしいねぇ…ほんとォーに…みんなに…会いたい…でも…無理かもぉー》という言葉から始まっていました。昨年のこの時期に届いた会報には、年末のディナーショーの案内があったのですが、今年はそれがないので、彼女の言葉から考えても今年はディナーショーがないということでしょうね……。

《最近では…むかしの…映像とか…色んなところで…見れるでしょ!!》というような言葉もあり、寂しくなりました」(同・ファンの女性)

 今年の明菜は、ディナーショーのほかにも夏に東京と神奈川でライブが計画されており、会場も仮押さえされていたという一部報道もあったが、

「春までは順調な回復で夏のコンサートに冬のディナーショー開催も念頭に入れていたのですが、その後、再度体調を崩し、ディナーショー開催も危ぶまれている状態で、先行きは未定となっています」(前出・レコード会社関係者)

 今年のディナーショーなど今後の活動について、所属レコード会社に問い合わせてみたが、担当者不在のため期日までに回答は得られなかった。

 生で、もしくはテレビであの歌声を─。ファンの“デザイア”に、彼女が応えるのは、次はいつになるだろうか。