のん

 じぇじぇじぇ! のん(能年玲奈)が元所属事務所と和解した!?

 “深層スクープ&証拠写真”と報じた『FRIDAY』(11月2日号)によると、

 10月上旬に、彼女は前所属事務所『レプロエンタテインメント』を訪れ、和解に向けた話し合いが持たれたという。

 彼女が事務所から独立したのは'16年6月。ただ、円満退社ではなかった。

 ブレイクするきっかけとなったNHK朝ドラ『あまちゃん』出演中から、事務所との確執が生まれ、独立の一年前には深刻な状況に。事務所との対立のウラには彼女が心酔する演出家のT氏の存在が明らかになり、“洗脳騒動”にまで発展した経緯がある。

なぜ今になって和解するのか

 結局、契約更新はされず、独立となったわけだが、

事務所との話し合いが一切持たれず、一方的に辞めることになったため、事務所は納得していませんでした」(スポーツ紙記者)

 新しく立ち上げたことでトラブルの原因ともなった個人事務所に所属し、芸能活動を開始。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した『この世界の片隅に』の主人公・すずの声を演じ、ふたたび脚光を浴びることに。

「最近ではネットドラマに主演したり、中国全土で展開されている化粧品の『肌ラボ』(香港メンソレータム社)のキャンペーンにも起用されましたね。国内でもお米のCMで地上波でも顔を見る機会が増えました」(前出・スポーツ紙記者)

 『FRIDAY』によれば、来年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に彼女が出演する話が進んでいるという。同ドラマの脚本を担当するのは宮藤官九郎氏、制作陣は『あまちゃん』を手掛けたスタッフ。そのプロデューサーが、彼女の出演を希望しているのだという。

 それと、事務所との和解がどんな関係があるのだろうか。

写真:'13年、一大ブームになったNHKの朝ドラ『あまちゃん』。主演の能年玲奈は一躍、国民的女優と呼ばれるようになり、その後の活躍が期待されたが

大河の撮影はもう始まっていますが、全キャストが発表されてはいません。

 のんサイドは、『あまちゃん』チームが担当するなら、自分のところに話が来るはずだと思っていたようです。ところが待っていても来ないので、焦り始めたみたいです。

 話が来ない原因は、事務所との関係がこじれたままだからと、考えたんじゃないでしょうか。事務所が横やりを入れているかもしれないし、NHKもオファーしにくいんじゃないかとね。

 でも、本当にキャスティングしたいのであれば、関係なくオファーしてくると思います」(キー局プロデューサー)

 確かにメディアへの露出が増えた彼女だが、肝心の女優業は満足にできていないという現状は否めない。背景にあるのは、個人事務所のマネジメント事情にあるという。

「地上波での露出がなかったのは、事務所の圧力でも忖度でもなく、マネジメントがちゃんとできていなかったからです。

 T氏にしろ、いまの事務所のスタッフにしろ、タレントのマネジメントに関してはノウハウがないでしょう。テレビ局に営業まわりにきたという話も聞きませんしね」(前出・キー局プロデューサー)

 事務所と和解することで、彼女が以前のように活躍できるのであればファンにとってこれほどうれしい話はない。しかし、今回の『FRIDAY』の報道に関して、レプロサイドが不快感を示しているというのだ。

 レプロは、同誌の報道後に次のようなコメントを出した。

《弊社と能年玲奈に関する一部週刊誌記事により、多数のお問い合わせを頂いております。能年氏から、過去についての謝罪と、弊社にマネジメントを再度依頼したい旨の要望があり、本人との面会に至りました。

 しかしながら、何ら解決には至っておりません。なお、当事者しか知り得ないはずの情報が事前に外部に漏れ、このような記事が出たことについては、大変不可解であり、誠に遺憾であります》

 のんサイドは、大河出演も考慮して、一刻も早く、事務所との和解をアピールしたかったのだろうーー。

 この一件で和解が白紙になるということもあり得るのだろうか。

「それはないでしょう。悪い話ではありませんから。のんさんや清水富美加さん(法名・千眼美子)など、“独立騒動”で事務所はすっかりイメージダウンしました。回復させるためにも、今回の和解を受け入れることはプラスに働きます。

 ただ、再所属とか、業務提携とか、本当にまだ何も決まっていないようです」(芸能プロ関係者)

 あの笑顔が再び見られる日は近いと思われるが、不安な要素が皆無とは言えない。

「かなりブランクがあり、その間に、彼女にとって代わる有望な若手女優が何人も育っています。

 また、前事務所で彼女がNGとしていた“ラブシーンや汚れ役はやらない”などの条件が撤回されなければ、女優としての幅が狭くなります。いくら事務所のバックアップがあっても、活躍の場が少なくなるでしょうね」(前出・キー局プロデューサー)

 “ノンプロブレム”とはいかないようだ。