『週刊女性』イチオシのネクストブレイク芸人たち

 本誌お笑い好き記者が業界関係者にリサーチし、厳選した5組を紹介。今のうちからチェックしよう!

いい波乗ってるチャラ男コンビ・EXIT

 コンビ結成1年ながら、ルミネtheよしもとでコンビ歴最短の単独ライブを開催し、大成功を収めたEXIT。『ゴッドタン』(テレビ東京)の「今のバラエティで売れそうな若手芸人」部門1位になるなど、イマドキな“ネオ渋谷系漫才”で人気急上昇中だ。

EXIT(左)りんたろー。(右)兼近大樹 撮影/吉岡竜紀

りんたろー。「コンビを解散した一昨年に、相方から“チャラ男同士で組んで『M―1』かき回しましょう!”と誘われたんです。即席コンビなのに3回戦まで進めたし、手ごたえもあったので正式に組もうと誘ったら、断られて」

兼近そのとき、“タイ住みます芸人”になることが決まっていたので(笑)

りんたろー。「前に組んでいたコンビ(ベイビーギャング)の相方がいろいろあり、いなくなったんです。だから、もう相方にはどこかに行ってほしくないと(笑)、“日本で俺がスターにするから”と説得しました」

兼近「タイに行くのは日本でスターになってからでも遅くないなって」

りんたろー。「まだ行く気なのかよ!」

 夢だった『おはスタ』のレギュラーが決定するなど、順風満帆。しかし早くも番組では“実はまじめ”と暴露されているが……。

兼近「今後もチャラ男の設定は崩さず、いろいろ頑張っていきたいですね」

りんたろー。「設定って認めんなよ!」

兼近「でも、せっかくチャラ男をやっているので、早く週刊誌に女性と撮られたいんですよ。食事だけの関係でも、否定せずにイッた感を出すので、ぜひ週刊女性さん撮ってください!

りんたろー。童貞かよっ!

 そんな2人に目標を聞くと、まるで芸人とは思えない答えが!

兼近「実は配信で曲も出させてもらったので、『M―1』以上に『Mステ』に出たいんですよね。“地獄の淵から蘇ったチャラ男”をいろんなジャンルの方に見てほしいです!」

りんたろー。「そのキャッチコピーはダサすぎるっ!(笑)」

りんたろー。'86年3月6日生まれ。静岡県出身。ツッコミ担当
兼近大樹 '91年5月11日生まれ。北海道出身。ボケ担当
楽曲『ネオチャラ(フィーチャラリング DJ DEKKA)』、『NO MORE恋泥棒featuring NUTS-ME』が好評配信中。また所属するよしもとが手がける新スポット『SAKUYA LUMINA(サクヤルミナ)』が、大阪城公園内にオープン!

知名度もアゲアゲ中・きつね

 昭和歌謡とクラブ系音楽を組み合わせた、新感覚の“パリピ漫才”で、頭角を現し始めているきつね。

きつね (左)大津広次(右)淡路幸誠 撮影/吉岡竜紀

大津「僕たち幼なじみなんですが、小学生時代にアイドルごっこをしていたのがコンビ結成の原点なんです」

淡路「僕はそのエピソードをまったく覚えてないんですけど(笑)」

大津「その後、ラーメンズさんに憧れて、大学時代に知人を集めてネタを披露するようになって」

淡路「でも、最初は普通の漫才をしていたんです」

大津僕が借金を返済するために昼も夜もバイトをしていたら、暇すぎた相方がダンスやらDJを習い始めたんです。それで結成3年目ぐらいのときに相方から提案されて、今の“パリピ漫才”ができあがりました

淡路それまでまったくオーディションに合格できなかったのに、今の芸風になってから少しずつ受かるようになったし、これまでゼロだった女性ファンも少しできました(笑)」

 昨年11月には、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にも出演するなど、露出が増加中!

淡路「うまく編集してもらっていましたが、現場ではまったくウケず、プレッシャーなどで収録前後10日はじんましんができたほど。なので、目標は『アメトーーク!』でのリベンジ!」

大津「僕らのネタは頭を使わずに楽しめるので、ぜひ家族みんなで楽しんでほしいですね」

大津広次 ツッコミ、ウクレレ担当。
淡路幸誠 ボケ、DJ担当。
ともに大阪府出身。'14年コンビ結成。『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)『ネタパレ』(フジテレビ系)に出演中。1月11日、『ホリプロお笑いライブ~ゴールドプレート~』に出演。

クセになる元気ダダ漏れ漫才・インディアンス

 “吉本イチ元気な若手コンビ”とも呼ばれる、ハイテンション漫才でネタ番組などの出演が増加中のインディアンス。12月に放送された『THE MANZAI』(フジテレビ系)では『プレマスターズ』で1位に輝き、若手枠で漫才最高峰の祭典への出演を果たした。

インディアンス(左)田渕章裕(右)木村亮介 撮影/佐藤靖彦

田渕「最初に組んだコンビを解散後、4人に声をかけてもらったのですが、いちばんまともそうな相方を選びました(笑)」

木村「試しにやってみたネタですごく面白い顔をしてくるし、初めて漫才をしていて楽しいと思ったんです。最初はボケ担当だったのですが、僕がツッコミに転身してコンビを組みました」

 '16年4月には、活動の拠点を大阪から東京に移すことに。

木村相方のキャラは東京のほうがよりウケるという自信があって。実際、大阪時代より収入が2倍になり、上京後半年でバイトも辞められました

田渕「でも収入が増えたら食べる量も2倍になったので、生活がカツカツなのは変わりません!(笑)」

 実は1度、解散している2人。田渕はミキの昴生とコンビを組んだことも。

田渕ライバル心はまったくなく、今でも超仲よし(笑)。僕と組んでいても今のミキはなかったと思うし、僕も相方と再結成してよかったと思います」

木村「なんばグランド花月で単独ライブをするのが目標なのですが、そのためにも今年こそ『M―1』決勝進出など、賞レースで結果を出したいですね!」

写真左・田渕章裕 '85年6月2日生まれ。兵庫県出身。ボケ担当。
写真右・木村亮介 '87年12月24日生まれ。大阪府出身。ツッコミ担当。
3月15日『M-1ツアースペシャル2019in東京』(よみうりホール)の14時~に出演。EXIT、ダイタクとのユニット活動開始。

目指せ主婦の星! あぁ~しらき

『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で、初代覇者のゆりやんレトリィバァを破りファイナルまで進み話題を集めた、ピン芸人のあぁ~しらき。師匠は事務所の先輩でもあるサンドウィッチマン・伊達みきお。

あぁ〜しらき 撮影/佐藤靖彦

8年ほど前に結婚をしたのですが、そのきっかけを作ってくれたのも伊達さん。旦那とはバイト先で知り合って、仲のよい友達のひとりだったのですが、伊達さんは私がその人のことを好きだと勘違いしていて。

 告白するための台本まで書いてもらったので、ダメ元で告白したらまさかのOK(笑)。なので伊達さんには公私ともにお世話になりっぱなしです」

 インパクト大のネタで注目を集めているが、父親が元競艇選手という特殊な家庭も影響しているようす。

「地元の福岡は競艇好きが多いので、バレると面倒くさいと思っていたみたいで、“俺の職業は絶対に周りに言うな”と育てられたんです。だから大人になるまで人に言えないような仕事をしていると思っていました(笑)。家にいるときはやたらスパルタで、なぜか毎日のように弟と相撲を取らされていたり、変わった家庭でしたね」

 主婦芸人として、週刊女性読者にこんなメッセージを!

「こんなバカな主婦もいるんだ、と私のネタで笑ってもらえたら。そんな姿を見て、頑張ろうと思ってもらえたら同じ主婦としてうれしいです!」

'76年11月21日生まれ。福岡県出身。『うちのガヤがすみません!』(日本テレビ系)ほかに出演中。

SNSでバズり中! LOVE

 特番として復活した『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)で、たつろうが優勝。奥村とのコンビ・LOVEが一躍、注目を集めている。

LOVE(左)たつろう(右)奥村 撮影/吉岡竜紀

たつろう「番組で披露したようなネタ動画をインスタグラムでずっとアップしていたのですが、番組終了後、一気に1万人フォローが増えましたね」

奥村収録の翌日が僕の誕生日だったんです。日が明けてすぐにメッセージが届いたから、誕生日のことだと思ったら優勝したと書いてあって。それが何よりの誕生日プレゼントでした!

 番組出演前からSNSでは話題で、一部では知られた存在だった。

たつろう「街中にいる人のネタに特化したライブがあったのですが、優勝前だったのに、満席&大歓声で。あの日だけはスター気分を味わえました(笑)」

奥村「僕もSNSをやるつもりだったのですが、相方のバズり方を見て、完全に尻込みしてしまいました……(笑)」

 たつろうの地元である富山県は、人気ユーチューバー・はじめしゃちょーも輩出しているだけに、ネットを使うのが上手な県民性なのかも?

たつろう「同級生が11人しかいない田舎村で育ったこともあり、東京への憧れは強くて。情報収集には敏感になっていたので、ネットはよく見ていましたね。僕もYouTubeをしているので、本気でコラボしてほしい(笑)

奥村「僕たちは基本的にコントで、キュンキュンするネタも多いんです。なのでぜひ女性の方に見てほしいですね!」

写真左・たつろう '84年5月26日生まれ。富山県出身。ボケ担当。
写真右・奥村 '84年11月13日生まれ。埼玉県出身。ツッコミ担当。
1月24日、新ネタライブ『わらふぃ~』など渋谷・∞ホールを中心に多数のライブに出演中。