※写真はイメージです

「ムンクは何を叫んでいるの?」「マツコ、ジョニデ、波平の共通点って??」知らなくても別に困らないけど、読むと誰かに話したくなる、「へ~」な雑学をとくとご堪能あれ♪

タクシーってなんで全部同じ車種なの?

 最近、車高の広い、車イスを簡単に乗せられる新型タクシーが多く目につく。とはいえ、まだまだ主流は従来型。どれも同じ車種に見えるけど、タクシー会社が違っても同じ車を使うの? 自動車評論家・国沢光宏さんに聞いてみた。

「タクシー専用車の多くがトヨタ車。なかでも『クラウンコンフォート』は一時期、日本のタクシーの8割を占めるほどでした。クラウンといえば高級車のイメージですが、およそ30年前に出た車で1台250万円前後。意外に安いんです」

 日産にもタクシー専用車両としてセドリックがあったが、現在はクラウンともども生産終了。

新型車の多くはトヨタの『ジャパンタクシー』という車種です。安全面と車内空間の広さなら、こちらがおすすめですね。従来車は助手席にエアバッグがついていないのでご注意を!」

若者ってなんでTikTokが好き?

 昨年、爆発的な勢いで若者に広がったアプリ「TikTok」。いろんな曲に合わせて踊ったり、“変顔”の動画をアップしたりと人気。そんなに楽しい?

「口パク動画がメインのSNSで、誰でも簡単に投稿できるのが魅力。専門スキルがなくても楽しめます。現在、日本最大のフォロワー数を持つティックトッカー(TikTokに動画を投稿する人)は小学6年生の女の子なんですよ」

 と語るのは、多くのティックトッカーを擁するプロダクション、VAZの丸山さん。子どもや素人の投稿を見ていて面白いの? と思いつつ、その手軽さから、自ら投稿に手を染めた(?)大人も。

やるまい、と思っていたのに、つい試してしまいました。カメラの効果で、実物より目が大きく何割り増しかのルックスで撮れます。TikTok上が現実世界で、鏡に映る自分は虚像……、うっかり自己顕示欲がうずきました。

 ハマったらヤバそうなので、それっきりにしましたが、こんなものが中学生時代になくてよかったです」(コラムニスト・辛酸なめ子さん)

 実物より盛れた自分で承認欲求を満たせることが、人気の理由なのかも!

メイク男子が増えてるって本当?

 女の子みたいなメイクをする男性タレント、りゅうちぇるの出現に驚いた人も多いはず。いまや男性用化粧品がコンビニにも並び、普通の若い男子がメイクをする時代。でも、なんで? 日本テレビ系『マツコ会議』にも出演したメイク上手なユーチューバー・やすおちゃんに聞いてみた!

やすおちゃん

「僕はゲイなのでちょっと違うけど、ゲイじゃない友達は男性K-POPアイドルの影響です。メイクをまねている子も多いです」

 そんな若い男子のメイク事情について、読者世代の女装家・綾乃衣織さんは、「昔は目の上が真っ青のメイクでおばけみたいだったけど、今の男の子たちは、肌もキレイでナチュラル。街に溶け込んでいておしゃれね」と好意的。

「メイクで自分に自信が持てます」(やすおちゃん)

 メイクでモチベーションが上がるのは、今も昔も男も女も変わらない!

熟女って何歳からが熟女?

 東京・新橋の老舗熟女キャバクラ店『B』の支配人によれば、「熟女とは、もとはAV業界の専門用語。28歳以上の女性を指すようです」とのこと。28歳なんてまだまだ小娘。すると平均40~50代な週女読者は?

「世間的には40〜50代からが熟女。熟女キャバクラ店では40代を中心に採用します。20代後半~30代は“姉キャバ”、それ以下だと普通のキャバクラといった感じの棲み分けですね」

 同店の最高齢は54歳、米倉涼子似。結局、美しく年を重ねなきゃなのね。

ムンクは何を叫んでいるの?

 開催中の「ムンク展」(東京都美術館)では、ノルウェーの画家・ムンクの代表作『叫び』が日本初上陸。あれって何を叫んでいるの? 美術ライターの浦島茂世さんを直撃すると、

諸説ありますが、『叫び』に登場する男はムンク自身。彼は叫んでいるのではなく、“自然を貫く果てしない叫び”があまりにも大きいので耳をふさいでいるという解釈が有名です。激しく歪み、まがまがしくも感じる夕焼けの色は、当時彼が抱えていた不安を表しているのかもしれません」

 同じく傑作、ロダンのブロンズ像『考える人』は、何を考えている?

「もとは『地獄の門』という超大作彫刻の一部で、門の上から足元に広がる地獄を眺めているというもの。考える人というより眺める人なのですが、しいていえば地獄について考えている、といえるのでは?

バレエ男子ってなんで白タイツなの?

 クラシック・バレエの世界では男性は上半身がひらひらブラウス、下半身はピッタリの白タイツが定番。

男性ダンサーの美しい肉体が、芸術としての見どころになっているからです。ただ、クラシック・バレエが生まれた19世紀は、タイツと短いズボンをはいていたよう。

 タイツ姿になったのはロシア革命以降ですが、そもそも西洋の歴史では衣服はピッタリが当たり前。作品の舞台がそのあたりが多いからかと思います。あのナポレオンもピッタリ派ですよ」(衣装に詳しい男性バレエダンサー)

 しかし「股間でなく、足さばきを見て」と強調。バレエの演目や役によっては、白だけでなくカラータイツ姿も楽しめますよ!

あのサイズがBIGな芸能人といえば?

 芸能界随一といわれる足の大きな女性タレント、和田アキ子。そんな和田がブログで「靴が同じサイズ!」と明かしているのが同じ事務所の後輩・深田恭子だ。身長174センチの和田に対して深田は163センチながらも、靴は26・5センチとかなりのビッグサイズ!

「国内ブランドには扱いがないので、撮影時はインポートブランドにリースします。ただ、最近は相当有名な人じゃないと無料で借りられない。毎回リース料を払うのも高くつくので、スタイリストが海外に行ったときに大きいサイズを購入し使い回しています」

 とは、某大足女性芸能人の専属スタイリスト・A氏。ビッグすぎるのも大変だ!

マツコ、ジョニデ、波平の共通点といえば?

 マツコ・デラックスにジョニー・デップ、さらには田中圭、藤原竜也も同じなのは……ズバリ、身長178センチ! 「明治生まれの波平が!?」と世間を騒がせたが、あるブロガーが「行きつけのスーパー銭湯に身長表があり、波平の身長が178センチとあった」と伝えたものが広まっただけで真偽は定かではない。

 もしこの身長が正しいとすれば、波平は京都大学出身の高学歴、銀座の商社勤務で(たぶん)高収入に、高身長まで兼ね備えた魅惑のキャラということに。『サザエさん』を見る目が変わりそう!

ヘソのごまって一体なーに?

 ヘソの奥にひっそりとある黒ごま的なアレ。その正体はなーに?

「垢や汚れがヘソにたまって固まったもの。細菌が付着して汚いので、ごまといっても食べちゃダメです」(皮膚科医・小川徹先生)

 ゲーッ、ばっちい! 

「ヘソはくぼみですから垢が沈着して当然。トイレの4100倍以上、汚いといわれ、有害な菌の数も多い。意識してこまめに取っていかないと、真っ黒な垢がこびりつきますよ~」(医学博士・植田美津恵先生)

 無理に取ろうとすると、皮膚を傷つける原因になるため、石けんやオイルを使って柔らかくしてから取るのがオススメ!

総入れ歯が飛び出しちゃうのはなぜ?

 口から総入れ歯が飛び出す、なんていうのはマンガの話!? 神奈川歯科大学口腔科学講座の槻木恵一教授が解説する。

「マンガのようですが、実際にある話です。私が友人の結婚式の司会をした際、親戚のおばあさんにマイクを向けたら、口を開けた瞬間に上下の入れ歯が飛び出して驚きました。またカラオケで熱唱中に飛び出したという男性も聞きます」

 飛び出す原因は「粘着が弱い、入れ歯が合っていない、舌の力が強い」から。

「舌の力が強いというのは元気な証拠。それは結構ですが、歯医者さんに見てもらって入れ歯の状態を合わせたほうがいいですね」

オナラって何語なの?

「日本語です。昔の女房言葉の“お鳴らし”が語源のようです」(植田先生)

 それが短くなってオナラになったのでは? ということらしい。

「オナラの正式名称は“屁”で、英語ではFart(ファート)です」(小川先生)

 へ~~、英語はすかしっ屁みたいな発音。さらにスラングだと、もっと過激!

「Butt Thunder(バットサンダー)、“ケツの雷”という意味。とてもわかりやすい表現だと思います」(植田先生)

 おならは食べ物が腸内で分解するときに発生するガス。植田先生によると、

「臭いオナラは、腸内フローラが乱れて悪玉菌が多い証拠です」(同)

 また通常、大人は1日0・5リットル~1・5リットルの量が出るが、「ストレスが多い人は回数が多くなる」(小川先生)そう。オナラは健康への警告、ありがた~いお鳴らし、なのでした!

エビ反りって逆じゃない?

 エビは背中が丸まってるのに、エビ反りは背中を縮めた、のけ反りスタイル。それって逆じゃない?

「歌舞伎の演技“海老反り”から来ているようです。身体を反る方向は逆ですが、単に“エビのようなさま”を表現したものだと思います」(植田先生)

 エビのまねをするなら、

「正しくは前屈姿勢。前に上体を曲げた状態です」(ダンスインストラクター)

 エビ反りは、ダンス系のパフォーマンスには多く使われているが、

「腰椎や頸椎のみならず、大腿の付け根やひざも痛めてしまう可能性があるので危険。ストレッチや柔軟体操を行ってからトライを」(植田先生)

 エビ反りは意外とリスキーな技だったのだ!?

こむら返りのこむらってどこ?

こむら返りの“こむら”とは、ふくらはぎのこと。平安時代から使われていた“こむら”は、“こぶら”ともいい、肉のかたまりを“肉叢”というのに対し、小さな筋肉(ふくらはぎ)を“こむら”といったなどの説があります」(植田先生)

「返り」とは?

「筋肉のけいれんのこと。裏側が表に出るほどの発作という意味のようです」(小川先生)

 こむら返りの原因は、ミネラル不足、冷え、運動不足、筋肉の疲れ、だとか。

「西洋では“魔女の一撃”ともいいます」(植田先生)

 ちなみに、大阪では「コブラ返り」の呼び名が多いそう。大阪在住者・出身者に真偽を尋ねると「コブラにかまれたくらい痛いから」、「ふくらはぎの形がコブラに似ているからという説が有力」とのこと。魔女だのコブラだの、めちゃ痛そうなんですけど~!