'17年9月3日、小室圭さんとの婚約内定会見を行った眞子さま。幸せオーラに包まれていたが小室家の“借金問題”が報じられ……

 平成生まれのプリンセスとしてアイドル級の人気を誇る、眞子さまと佳子さま。公務を行えば必ずといっていいほどニュースで取り上げられ、週刊誌などでも数多く特集されるおふたり。

親近感を感じられる

「とても華があるので、もしおふたりがいなかったら、一般参賀もシーンとした落ち着きすぎた感じになっちゃう気がします。国民みんなで成長を見守ってきたので、親戚の娘を見るような気持ちでいる方が多いんじゃないでしょうか」

 そう語るのは、中学生のころから皇室をウォッチし続けているコラムニストの辛酸なめ子さん。

 公務での皇族らしいファッションとは違い、プライベートでは、眞子さまはデートに『ユニクロ』のワンピースを着用。佳子さまも若い女性に人気の『ローリーズファーム』や『ダブルネーム』の服を愛用するなど庶民的なブランドが多く、親近感が湧く。それは両親の影響が大きいのではないか、と辛酸さんは見る。

「秋篠宮さまは昔から、普段着はすごくカジュアルですよね。紀子さまもご成婚当時、Tシャツ姿でマラソンをする、ちょっと色っぽい写真がありました。佳子さまがルミネで靴を買われたとか聞くと、やっぱり金銭感覚がちゃんとしてらっしゃるんだなと思います。

高校ではダンスチームを組んでいるという愛子さま。佳子さまとの“共演”も期待できる?

 雅子さまや愛子さまは常にカッチリした装いをされているイメージで、愛子さまは『グッチ』のバッグをお持ちだったりして、ずいぶん違いますよね」

 自主性を尊重する秋篠宮家では、大学選びも独自の道を行き、おふたりとも国際基督教大学に進んだ。そこで眞子さまは小室圭さんと出会う。

「秋篠宮ご夫妻は自分たちが学生恋愛をして結婚したという、いい思い出があるので、娘たちにも大学生のうちにいい相手を見つけてほしいと奨励する空気があったのかな、と思います。小室さんは最初からフレンドリーに、どんどん声をかけてきたという話ですから、眞子さまにとっては、そういう人が新鮮だったんじゃないですか」

どうなる、眞子さまと小室さん

 平成29年9月には婚約内定会見をしたが、同年末に、週刊女性報道を皮切りに小室さんの母親による金銭トラブルが噴出、婚約は延期に──。

「小室さんのチャラい感じの写真が報じられたり、ヤバいんじゃないかというエピソードが次々に出てくるので、ご結婚はもう難しいんじゃないでしょうか」

 辛酸さんは特に気になる点として、「小室さんから、眞子さまの立場を利用して優遇されたいという思いがにじみ出ている」と指摘。母親との関係も「密着していてコントロールされているよう」と話す。

「昨年11月の誕生日会見で秋篠宮さまが、国民が祝福してくれないと先に進めないと話されたときの表情がすごく渋くて、説得するのは難しい感じがしました。でも、最後は眞子さま次第だと思います。本当に小室さんを好きなら、そういう方と苦労されるのも、生き方のひとつなのかもしれないですね

笑顔をみせる佳子さま

 一方、佳子さまについては、せっかくの魅力が世界に伝わっていないと残念がる。平成29年9月からイギリスのリーズ大学に短期留学されたときも、佳子さまがイギリス王室と交流するのではと期待したというが……。

「たまに世界の王室についての雑誌やサイトを見ますが、アジアではブータンの王妃ばかり取り上げられています。きれいな方だからだと思いますが、佳子さまも負けていません。

 日本の皇室はもっと海外の王族と交流したりして、日本女性の素晴らしさを世界に発信できるインフルエンサー的な存在になっていただきたいと思います

 佳子さまだけでなく、元外交官の雅子さま、眞子さま、愛子さまもみな英語が堪能だ。女性皇族のさらなる活躍を期待したい。


《PROFILE》
辛酸なめ子さん ◎漫画家、コラムニスト、皇室ウォッチャー。新聞、テレビをはじめ、さまざまなメディアで活躍中