Hey!Say!JUMPの一部メンバー(左う上から時計回りに)高木雄也、山田涼介、伊野尾慧、知念侑李、八乙女光、薮宏太、有岡大貴

 4月1日、新元号「令和」が発表された。世間ではこの新元号に関する話題でもちきりだが、一部のジャニーズファンも、どんな元号になるのか、注目していた。

どうなる、Hey! Say! JUMP !?

「言うまでもなく、『平成』をモチーフにした、Hey! Say! JUMPがありますから。期間限定の前身グループ“旧7”こと、Hey! Say! 7が、『僕らは平成Only! 昭和でShowは無理!』と歌って、華々しく登場したグループでしたからね。

 天皇の生前退位が発表されたあたりから、JUMPは改名するのか、今度、彼らがオワコンになってしまわないか、などの心配する声はずっとありました。彼ら自身が、グループ名を引き合いに出し、『平成という時代をジャンプするんです』と、次の時代に向かうという意味が込められているんだと、インタビューなどで説明することもありました」

 と、あるテレビ誌記者は言う。

 Hey! Say! JUMPの結成は2007年(平成19年)。しかし、ジャニーズが『Hey! Say!』という表記を最初に使用したのは、今から30年前の平成元年だということをご存知だろうか。

1989年の平成元年にリリースされた光GENJIの3枚目のアルバムタイトルが、『Hey! Say!』でした。“JUMP”や“7”のネーミングは、その流用といってもいいのではないでしょうか。

 現在ジャニーズJr.には『少年忍者』という、かつて存在したグループと同名のユニットが活躍中ですし、ジャニーさんは気に入ったネーミングを再利用することが多々あるんです。ジャニーさんは新しもの好きであると同時に、忍者や嵐、TOKIO(東京)、滝沢歌舞伎など、日本を感じさせるネーミングが大好きなんです。

 舞台に演歌を盛り込むこともあり、関ジャニ∞のデビュー曲『浪花いろは節』もジャンルは演歌でした。そんなジャニーさんが今回の『令和』の響きにピンとくるものがあったとしたら、早々に動き出す可能性は十分に考えられます」(前出・テレビ誌記者)

 そこで一番気になるのは、Hey! Say! JUMPが改元と同時に『Ray! Wa! JUMP』に改名する可能性はあるのだろうか。ジャニーズ事情に詳しい、あるフリーライターは言う。

「それはまずないとは思います(笑)。ジャニーさんにとってデビュー組は、独立した息子のような存在なので、大きく口を出すようなことはほとんどありません。もしメンバーからそのような希望があれば、意思を尊重して検討してくれるとは思いますが。コンサートのツアータイトルぐらいなら、“Hey! Say! からRey! Wa!へJUMPINGツアー”とかやっちゃう可能性がないとはいえません(笑)

イニシャル『R、E、I、W、A』に注目

 もし、新元号がらみの動きがあるとするなら、「Jr.だろう」と同ライターはみる。

「Jr.の活動に関しては今も精力的で、最前線に立って指揮することが多いですからね。なかでも『東京B少年』から『Sexy美少年』、そして現在『美 少年』と名乗るユニットには特にこだわりが強いのか、ジャニ―さんのひらめきにより、短期間に何度も名前を変更しています。

『美 少年』の“美”と“少年”のあいだに空白があるところに、ジャニーさんのこだわりや意図を感じ、新元号をそのスペースにはさみ込むのではと、深読みするファンも少なくありません

 ジャニーさんの元号ブームが訪れるかはまったく想像つかないが、これまでの奇抜なセンスを見ていると、ある程度、想像がつくことも。前出のライターがジャニーさんになりきる。

『令和』の響きをそのまま活かし、『麗和』や『禮和』といった、さらに雅な雰囲気をかもし出すことが考えられますよね。『麗和美SHONEN』とか(笑)。もちろん『美 少年』だけでなく、『5忍者』や『7 MEN 侍』などをイジるかもしれませんし、全く新しいグループを結成したくなるかもしれません」

 と、あくまで想像の段階だが、楽しい“妄想”はまだまだ続く。

いまごろイニシャルが『R、E、I、W、A』になるメンバーを急ピッチで探しているかもしれません。『7 MEN 侍』に中村嶺亜くんというメンバーがいますが、彼の名前の響きにピンときたら、『レイワにしちゃいなよ』と提案することだってないとはいえません(笑)。

 ジャニーさんは、『ゼロ』という言葉が好きだと聞いたことがあるので、令和の令=レイ=ゼロ(0)と読み替え、令和の和=ワ=輪=0と置き換え、合わせて『00』と書いて『レイワ』とか、トリッキーな読ませかたをするかもしれませんよ。

 まぁ、こればかりはジャニーさんにしかわからないことなので、一緒にワクワクしながら想像をふくらませて楽しむというのがいいのではないでしょうか」

 近いうちに、ジャニ―さんのびっくり箱が開けられそうな予感でいっぱいだ。

<取材・文/渋谷恭太郎>